「嫌われた」と思い込みやすい人の原因。そして対処法。
「嫌われた」という思い込み
挨拶を返してくれないと、「何か気に障ることをしたのだろうか」と不安になり、仕事が手につかなくなりますよね。
- 「嫌われた」と思い込んでしまう理由
- 思い込みをなくすための対策
今回紹介する対処法を知っておけば「嫌われた」という思い込みから解放されストレスを遠ざけることができます。
他人に嫌われた、と思い込みやすい人は続きをどうぞ~
「目次」クリックで開閉します
思い込みの理由
嫌われた、と思い込んでしまうのは先読み思考が原因です。
先読み思考が働くと、相手の気持ちや事情、真相を自分で想像するようになります。
先読み思考は良い方向にも、悪い方向にも働く場合があります。
職場で震えながら手をさすっている人がいた
↓
先読み思考で「あの人、きっと寒いんだろうな」と相手の気持ちを想像
↓
「暖かくさせるためにエアコンの温度を上げよう」
相手の気持ちを想像し、相手のためになるように行動しているので先読み思考が良い方向へ働いています。
挨拶を返してくれない
↓
先読み思考で「相手は自分を嫌っている」と解釈
↓
「何か気に障ることしたんだろうか」と不安になったり心配する
不安や心配はストレスの原因です。
ストレスの原因を自分で作り出しているので先読み思考が悪い方向に働いていると言えます。
先読み思考への対処
- 「柔軟な発想」
柔軟な発想の例として「もしかしたら相手にも事情があるのかもしれない」という考え方があります。
「嫌われた」など悪い方向へ相手の気持ちを想像し、思い悩む人は柔軟な発想を身につけるとよいでしょう。
柔軟な発想を身につけるために有効なのは、他人の立場で眺めてみること。
「挨拶を返してくれなかったのはなぜか?」を相手の立場を想像して考えてみましょう。
もし自分が相手と同じ立場だったら、どんな理由があれば挨拶を返さないのかを考えてみてください。
ご覧のとおり、「もし自分が相手と同じ立場だったら」という考えをすると相手の行動の理由が複数浮かんできます。
- ・声が聴こえなかった
・気がついてなかった
・挨拶を返す気力がなかった
・嫌いな人とは挨拶をしたくない
・自分の目の前の作業に集中したかった
以上のような理由が考えられます。
自分の立場だけで考えていた場合、思い浮かべたのは「相手が嫌っているから」という理由だけでした。
そして、唯一浮かんだ「嫌っている」という先読み思考に囚われ、心配や不安を呼び寄せていました。
他人の立場に立って、行動の理由を想像したことで「嫌われた」以外の想像ができるようになるのです。
相手にも事情はあったのかもしれない、と考える余地のある想像ができます。
「聴こえなかった」「気力がなかった」「集中したかった」などの理由を想像できれば、嫌われたとは限らないと解釈できます。
「嫌われた」というような自分を追い込む以外の想像もできるのが柔軟な発想です。
「嫌われた」以外に相手の気持ちや事情を想像できれば心配や不安で苦しむことは無くなります。
まとめ
- 原因:先読み思考
先読み思考で相手の気持ちを悪い方向へ思い込む
- 対策:柔軟な発想を身につける
方法:自分が相手と同じ立場だと仮定し、行動の理由を想像する
なぜそんな行動をとったのか?を相手になりきって想像するようにしましょう
「嫌いだから」以外の可能性が浮かんできます。「嫌われた」と思い込むのをやめるためにオススメの対策です。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『働く女性のためのこころのサプリメント』