TSUTAのブログ

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うつ病回復には情報収集が有益!メリット2つと方法お伝えします

うつ病が悪化してしまった人

  • 朝起きるのが辛くなった、周りの騒音がやけに気になるようになった、イライラや不安が止められなくなった、涙が溢れてしまう
    …といった症状が現れ始めて心療内科を訪れたらうつ病と診断された。

    しばらくは処方された薬を飲んで精神が安定していたが、ある日を境に精神が不安定状態に陥ってしまった。

    薬を飲んでも気分はちっとも落ち着かない。

    考えが上手くまとまらなくなった、頭の中が真っ白になった、自分を責める気持ちばかり浮かんでしまう…など。

失敗経験や環境の変化など人によって要因はさまざまですが、うつ病は悪化することがあります。

今回は
  • うつ病の治療のために薬を飲んでいたけれど悪化した

という人に向けて記事をお送りします。
うつ病が悪化した人には
  • 情報収集
が有益です。
大まかに言うと、今回の内容は以下の通りです。
記事の内容
  • うつ病と情報収集について
    (概要/具体的な方法/情報収集の大切さ、メリット/情報とのつきあい方)

通院しているものの、うつ病で不安定な精神になっているのを何とかしたいと思う人は続きをどうぞ

「目次」クリックで開閉します

うつ病と情報収集について

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情報収集の大切さ、メリット

うつ病が悪化した人にとって、有益なのがうつ病に関する情報を集めることです。

私も、発達障害の二次障害でうつ病になった時はいくつか本を読み、自分の障害のことやうつ病に関する情報を集めました。

うつ病についての情報収集には次の2つのメリットがあります。
  1. 精神的ストレスの軽減
  2. 治癒までの時間短縮

精神的ストレスの軽減

うつ病について何も情報が無い場合と、情報がある場合。比べると精神的なストレスの大きさに次のような違いがあります。

  • 【情報0】
    治癒できるのか、どうすればいいかわからないという不安→精神的なストレス増加
    【情報アリ】
    うつ病との向き合い方がわかる→精神的なストレス軽減

自分のうつ病について何も情報が無い場合、きっと誰もが途方に暮れてしまいます。
ずっとうつ病が続くのではないか。治らないのではないか。どうしたらいいかわからない…と嘆く気持ちになるかもしれません。

うつ病について情報収集することで、自分の状況を知ることができます。
  • 自分がどんな病気なのか
    自分がどんな状態なのか
    どんなことに留意しなければならないのか

といったことを把握できるようになるのです。

自分の状況を知ることができれば、治癒への目処が立ち、対処法も把握できるので精神的なストレスが緩和します。
どのくらい今のうつ状態が続きそうか、何をしたら治癒に早く近づけるか
ということがわかるようになります。

「何をしていいかわからない」という不安から解放されるので精神的なストレスが減るのです。

反対に、情報が何も無い状態では「どうすればいいか」がわからずに自分の無力感に嘆くことになります。

うつ病の治癒のためには情報収集が有益です。
情報があれば、治癒に向けての筋道が見え、うつ病は必ず改善する、と認識できるようになるからです。

治癒までの時間短縮

うつ病についての情報を持っていると、治癒までの時間を短縮できます。

  • 【情報0】
    治癒のために具体的にどう振る舞えばいいかわからない→うつ病であることを嘆くだけ。改善に繋がらない

    【情報アリ】
    うつ病との向き合い方がわかる→どんな振る舞いをすれば改善するのかわかるので治癒に近づく

といった点で差が生じます。

自分がどう行動すればうつ病改善に繋がるかわかれば、回復も近づきます。だから情報収集は有益なのです。

情報収集の方法

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具体的な情報収集の方法としてオススメなのは本です。書店もしくは図書館などでうつ病に関する本を探して読んでみましょう。

精神科医のエッセイや薬や療法を詳しく解説している本が置かれています。

なお、本を選ぶ時は、自分の関心に合った本を選ぶことが大切です。
「他のうつ病患者の事例を読んで参考にしたい」「うつ病について専門的な知識を身に着けたい」など人によって関心は違います。
何冊か本を試し読みして、自分の関心に合った本を選ぶようにしましょう。

情報収集とのつきあい方

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本からの情報はあくまでも補助

ただし、自分で集めた情報はあくまでも治癒のための補助として使ってください。あくまでもメインは主治医の診断です。

いくら本から知識や情報を得たとしても、やはり専門家には敵いません。うつ病への理解の深さや見てきた症例数は医師のほうが圧倒的に上です。

本から得た情報だけで、治ったと自己診断して薬を飲むのをやめてしまう人がいますが、危険です。よけい症状が悪化することがあります。

対処法としては
  • メイン→主治医の診断や処方
    補助→本から得た情報

といったように使い分けるようにしましょう。

医師の診断と不一致の場合

本から得た情報と主治医の話、食い違う場合もあります。

対処法としては
  • 主治医と徹底的に話し合う。それでも納得できなければ別の病院に行って相談する
ようにしましょう。

ただし、主治医が信頼できる相手の場合、安易に病院を変えないほうが得策です。

病院を変えて、
  • 信頼でき、さらに意見も一致する医師
に出会えれば万事うまくいくでしょう。
ですが、病院を変えても、
  • 信頼できる相手だけどやはり意見が一致しない
という場合もあります。
さらには
  • 信頼もできないし、意見も一致しない
    意見は一致したけれど、どうも相性がよくない、信頼できない
といった医師に出会う可能性もあります。

実際、私の知人で心療内科に相談したら「悩みを頭ごなしに否定された」「うつ病の原因である本人に勝手に暴露された」といった経験をした人もいます。
なんでも甘い言葉で肯定する医師がいい、というわけではありませんが相性が合わないと精神的なストレスが余計増えてしまいます。

大切なのは主治医と信頼関係が築けるかどうかです。
一時的に意見が合わなかったとしても、主治医が信頼できる相手なら安易に病院を変えないほうが無難でしょう。

まとめ

うつ病の治癒のためには
  • 情報収集が有益!
主なメリットは2つ。
  1. 精神的ストレスの軽減
  2. 治癒までの時間短縮
  • 主な情報収集の方法→自分の関心にあった本を選ぶ

ただし、本から得た情報はあくまでも補助として使う。メインは主治医の診断。

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『僕のうつうつ生活』