心が軽くなる!悩みを長引かせないために1~2%に目を向けよう
落ち込みが長引いてしまう、そんな人も多いのではないでしょうか。
嫌なこと、困ったことがあって落ち込んでしまう。これは誰にでもあることです。
ところが、その落ち込みが長引いてしまう人はある思考に陥っている可能性があります。
その思考とは
-
百パーセント駄目
という思考です。
この「百パーセント駄目」の思考をどうにかしなければ悩みが長引いて精神的に悪影響がどんどん出てしまいます。
今回は、この「百パーセント駄目」思考に対処することで、
- 悩みや落ち込みを長引かせない、心がスッと軽くなる方法2つ
をお送りします。
いつまでも悩んでしまう方、この話に興味を持った方は続きをどうぞ~
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1~2%の可能性に目を向ける
悩みや落ち込みが長引いてしまう人は心のどこかで「この先いいことなんて起こるわけない」「どうせ自分がいくら努力しても駄目なんだ」と思っています。
そのため、自分の今の状況や環境、将来に対して絶対的に悪い状況、すなわち百パーセント駄目と決めつけしまうのです。
特に発達障害で白黒思考(0か100思考)に陥りやすい人は百パーセント駄目思考をしてしまう傾向が高いかもしれません。
百パーセント駄目という思考をなんとかするには
-
1~2%の可能性に目を向ける
ことが必要です。
- 1~2%でもいいことがある
1~2%でも壁を乗り越える可能性がある
というように、百パーセント駄目と決めつけるのではなく、1~2%の可能性に目を向ける。こうすることで心の重荷をおろしてしまいましょう。
1~2%の可能性に目を向ける方法としては次の2つがあります。
- 日常での些細な幸せに気づく
- 他の誰かに悩みを話す
この2つのどちらか、もしくは両方やることで百パーセント駄目思考から抜け出し、心が軽くなります。
以下、詳細説明していきます。
①日常での些細な幸せに気づく
落ち込みが長引いてしまうという人でも、24時間365日ずっと気分が沈んでいるわけではないはずです。
例えばご飯を食べておいしいと感じたり、面白い漫画を見て笑ったり、一時的にでも楽しい気分、明るい気分になることだってあります。
たとえ小さなことでも構いません。このように、普段の生活の中で一時的にでも感じた、楽しい気分や明るい気分に気がつくことで悩みが長引くのを止めることができます。
これが、日常での些細な幸せに気づくということです。
日常での些細な幸せに目を向けることができれば、
自分の人生は嫌なことばかりじゃない、
良いこともあるんだ
と思えるようになり、百パーセント駄目思考を手放すことができます。
幸せメモを作ろう
でも、些細な幸せに気づいて楽しい気分になったとしてもそれは一瞬だけ。またすぐに嫌なことを思い出して落ち込んでしまうという人もいるかもしれません。
このような方は良いことよりも悪いことのほうを真っ先に考えてしまう癖が根強くなっています。楽しいことがあってもしばらくしたら落ち込んでしまうのは、自動的に思考がネガティブなことばかりに向いてしまうからです。
対策としては、ポジティブなほうへ思考が向くように
- ・自分がこれまで幸せを感じたことを書く
・自分の好きなもの(好きな食べ物、グッズや憧れの人、好きな場所など)を書く
・幸せを感じたらその都度記録する
といった幸せメモを書くことを習慣化させるのをオススメします。
普段から意識して幸せメモを書くようにしていれば、自然と思考は良いことのほうへ向いていきます。
また、ネガティブなことを考えそうになったときに幸せメモを見直すことで
自分にはこれまで、こんなに良いこともあった
と改めて気づくことができます。
一度楽しい気分になっても、しばらくしたら暗い気分に戻ってしまうという人は、日常的に幸せメモをとることをオススメします
②他の誰かに悩みを話す
百パーセント駄目思考から抜け出すためには他の人に悩みを話す、という方法もあります。
信頼できる誰かに悩みを打ち明けてみましょう。自分とは違った考え方を示してくれるかもしれません。
自分と違う視点での意見を聞くことで
- ・自分の視野が狭くなっていたことに気づく
・考え方の幅が広がる
といった効果があります。
-
例えば、会社で上司に理不尽に怒鳴られて落ち込んだことを友人に話したとしましょう。
↑あなたもうオシマイだ…上司に嫌われたんじゃ、この先やっていけない…
あなたの頭の中は、
- 上司に嫌われた=会社での立場がなくなる。人生終わりだ
といった百パーセント駄目思考に陥っています。
友人の方は
でも、頑張っている姿は誰かがきっと見ていてくれているはずだよ。
それにその上司、いつか異動でいなくなるかもしれないし。
↑友人と言ってくれるかもしれません。
この友人の言葉からは次のようなことが読み取れます。
- ・上司以外の人はちゃんと頑張りを見てくれているかもしれない
・たとえ上司に気に入られたとしても、いつかはいなくなる
すると、上司に怒鳴られたから、嫌われたからと百パーセント駄目思考に陥っていたのが
- たった一人の上司に嫌われたところで大したダメージではない
というように視点を変えることができます。
自分にはなかった新しい考え方を知ることで悩みが大したことではない、気にするほどでもない、落ち込んでいるのがバカバカしいという考えに変わっていきます。
自分とは違う視点を知ることで状況を打破できる可能性が1~2%でもあることを実感できます。
「気休めでしょう?」という考えで泥沼化!
誰かに悩みを打ち明けて励ましてもらった場合、
どうせ気休めで言ってるんでしょう?
といった考えを持たないように気をつけてください。
せっかく自分とは違う新しい視点での考えを言ってくれているのに、それを「気休めでしょう」「お世辞に決まってる」「どうせ自分には無理だから」と受け入れずに遮断してしまうと、気分は落ち込んだままになってしまいます。
そしてますます思い悩んでいき、泥沼化していきます。
自分とは違う視点での意見は素直に受け入れて、百パーセント駄目思考から離れるようにしましょう。
まとめ
悩みや落ち込みが長引いてしまう人は「百パーセント駄目」と思ってしまうのが原因。
- 【対策】1~2%でもいいことがある/状況を良くする可能性がある、と考える
具体的な方法
- ①日常での些細な幸せに気づく
②他の誰かに悩みを話す
今回の記事がきっかけで、皆さんが思い悩むことが長引かず、心がスッと軽くなってもらえたらいいなと思います。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『感情をコントロールする力』