職場に嫌な人がいるけど離れられない、関わらなければいけない人必見!乗り切る方法4つ
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職場に嫌な人がいるけれど、どうしても関わらなければいけなくて悩んでいる…
今回はこんな人に向けて記事を送ります。
職場に苦手な人、嫌な人がいると憂鬱になったり、悩みが大きくなって仕事に行くのが億劫になってきますよね。
私も厳しい人が直属の上司だった時期は毎日不安な気持ちが抑えきれず緊張したり職場に近づくにつれ、心臓がバクバク鳴っていました。仕事に行きたくない!という気持ちが高まって腹痛を起こして休んだこともありました。
ですが、嫌な人が職場にいるからといって、そう簡単に転職はできないし、退職日まではその職場にいなければならないのも事実です。
今回の記事では
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嫌な人がいるけれど、簡単に離れることができない、もしくはどうしても関わらなければいけない
という人向けにどうやって乗り切ればいいのか対策を紹介していきます。
「目次」クリックで開閉します
良いか悪いかを決めているのは自分の心。
嫌な人のことで悩んでいる人は
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自分の中の先入観や期待を捨てる
ことを意識してください。
嫌な人のことで悩んでしまうのはその人について何らかの先入観、期待、もしくは思い込みがあって、実際のその人物の振る舞いが自分の理想と大きく離れているからです。
自分の中の先入観や期待を外すことで嫌な人が周りにいても乗り切ることができます。
具体的にどうすればいいのかを以下の順で説明します。
- 善悪を決めつけないことを意識する
- 会うたびに先入観を忘れる
- 必要ない時は思い出さない
- 期待しない
善悪を決めつけないことを意識しよう
現在、最悪な状況にいる、もしくは嫌な人がいて悩んでいるという人には
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そのことについて良いか悪いかを判断しないようにする
という方法が効果的です。
悩みを抱えている人というのは、「最悪な状況」「嫌な奴」というように事実を自分の中の価値観やものの見方で「最悪」「嫌」と判断しています。
例えば、「嫌な上司がいなければ職場の環境がよくなるのに」と悩んでいる人の場合、特定の他人(上司)を「嫌な人」と認定しています。
悩んでいる人は自分の中のものの見方や価値観、主観で状況や他人、環境を「悪いこと」と判断しているからこそ苦しむのです。
ほとんどの人にとって良いことや悪いことはあっても、絶対的に良いこと・悪いことというものはありません。ある事柄に対して良いか悪いかを判断するのはその人自身の心なのです。
現在、最悪な状況に自分がいる、もしくは嫌な奴から攻撃を受けていて苦しんでいるのは自分で自分の現在の状況を「最悪」と評価したり、特定の相手を「嫌な奴」と認定しているのが原因です。
だからこそ、ある事柄について良いか悪いかを決めつけない、と意識することで苦しい状況を乗り切ることができます。
会うたびに先入観を忘れる
大抵の人は誰かと会った時、「いい人だった」あるいは「嫌な人だった」という印象を抱きます。
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その時の「いい人」「嫌な人」という評価は次に会った時には忘れるようにしてください。
理由は、「いい人」「嫌な人」という先入観を持たないほうが人づきあいしやすいからです。
先程述べたとおり、「いい人」「嫌な人」という評価はあくまでも自分の心や主観で決めたもので、絶対的な真実ではありません。
相手を「嫌な人」と思って接していると、相手の些細な欠点でもひどく不快に感じ、ますますその人のことが嫌いになり、関わるのが苦痛になってしまいます。
一方で、相手が「いい人」だという先入観を持って接していると、自分の理想と反する行動を相手がとったら失望したり幻滅したり嫌悪に繋がってしまいます。
私の経験を例にします。職場で尊敬する先輩がいたのですが、その方が一人の薬物乱用者について「でもこの人の環境を想像すれば薬物に走るのも仕方ないよね」とコメントしました。それを聞いた瞬間、一気にその先輩のことを尊敬する気持ちがなくなってしまったのです。
どんな理由があっても薬物に手を出すのは絶対ダメだ、と強く思っていた私にとって薬物乱用者を擁護する先輩の一言は衝撃的でした。
先輩について自分で勝手に「尊敬する人」「いい人」と先入観を持っていたので、自分の価値観と反することを言った瞬間に幻滅してしまったのだと思います。
このように、相手に対して「いい人」「嫌な人」という先入観を持って接していると、相手が自分の価値観とはズレた行動をした時に不快な感情を生じさせてしまいます。
だからこそ、一度は「いい人」「悪い人」という印象を持ったとしても次に合う時にはその先入観を捨てて接したほうが精神衛生上、安全というわけです。
必要ないときは思い出さない
先入観を捨てよう、とは言うものの、いったん嫌な人だと思ってしまうとなかなかその印象を捨てることはできない、という人もいます。そのような人には
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「嫌な奴」のことは必要ないときは思い出さないようにする
という方法をオススメします。
嫌な人のことばかり考えていると思考が嫌な人のことで埋め尽くされ、楽しいことがあっても気づかなかったりすぐに忘れてしまったりするので次第に自分の状況、さらには人生が最悪なもののように思えてきます。
思考がネガティブ色に染まるのを防ぐためにも、必要ない時は嫌な人のことは思い出さないようにするのが効果的です。
目の前に嫌な人がいない時にわざわざその人のことを思い出して気分を悪くする必要はありません。また、現在進行系でその嫌な人から攻撃を受けている場合でも、できるだけ無視したり、楽しいことを考えるなどして意識を目の前の嫌な人からそらす、という方法もあります。
期待しない
嫌な人がいて、悩んでしまうのはその相手に対して「まともな人間のはずだ」「正常な人間のはずだ」「倫理観がきちんとしているはずだ」という一種の先入観、すなわち期待を持っているのが原因です。
もしもあなたが誰かから攻撃や嫌がらせ、卑劣な行為を受けて苦しんでいるのなら、
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相手への期待を捨てる
ことをオススメします。
なぜなら、他人が自分の理想どおりに動いてくれる、というのはありえないことで、期待しても無意味だからです。
期待どおりにしてくれれば悩まなくて済むのに…と思っていても他人の気質や行動はそう簡単に変えることはできません。無理に他人を変えようと躍起になっても効果がなく、こちらが消耗するだけです。
ですから、嫌な人のことで期待どおりに動いてくれないのを嘆くよりも最初から期待しないほうが精神面で安全です。
「まともな人間のはずだ」「正常な人間のはずだ」「倫理観がきちんとしているはずだ」といった期待は捨てましょう。
過去に働いていた職場で機嫌が悪いとすぐこちらに八つ当たりしてくる上司がいました。その上司に対して私は毎回腹を立てていましたが、同じく被害にあっていた先輩は私をなだめつつ、「そういう人だから」と言い聞かせてくれました。
今思えば、この先輩の「そういう人だから」というのは上司に期待しないことを意味していたのかもしれません。
「そういう人だから」と考えることで上司に対して「八つ当たりしないまともな人のはず」といった期待を捨てていたのでしょう。
いくら相手に期待していても、嫌な人は嫌な人です。そう簡単に自分の理想の人物には変わりません。期待しないで「そういう人だから」と考えるのも自分の心身を守るために有効です。
まとめ
職場に嫌な人がいる場合の乗り切る方法
- 善悪を決めつけないことを意識する
- 会うたびに先入観を忘れる
- 必要ない時は思い出さない
- 期待しない
今回紹介した方法はどれも自分の心、考え方によって嫌な人がいる状況を乗り切るものです。
ここで気に留めていただきたいことがあります。それはこの方法はあくまでも乗り切るための方法だということです。
転職もしくは退職するまで、嫌な人が異動になるというような、状況が好転するまでの場繋ぎ的な対策です。もし転職できる準備が整っていて、嫌な人が原因で心身に不調が出て我慢できないのであればすぐにでもその職場から抜けたほうがいいです。
ご自身の無理のないように過ごすようにしてください。その上で、今回の記事がいい人生を過ごすヒントとなれば幸いです。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『Think clearly』
『あなたの職場のイヤな奴』
『禅から学ぶ こころの引き算』