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読む本を選べば嫌な感情をコントロールすることもできます【白黒思考しがちな人にオススメ】

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嫌なことがあると
なかなか立ち直れない…
不安な気持ちがどんどん大きくなる

嫌なできごとがあった場合に嫌な感情が湧いてきて、それがどんどんエスカレートしてしまう、という人は

  • モノの見方が狭いこと

が原因です。価値観や視点が偏っている、と言ってもいいでしょう。

 

モノの見方が狭い例として、発達障害者が陥りがちな白黒思考があります。この思考を持っているとできごとを偏った視点で判断してしまい、ネガティブな感情を増大させてしまいます。

 

今回は、嫌なできごとがあったときに生じる、嫌な感情に対処する方法をお送りしたいと思います。

 

 

「目次」クリックで開閉します

 

嫌なできごとに対処する力は読書で身につく

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後で説明しますが、モノの見方が狭いと嫌な感情をコントロールするのが難しくなります。例えば、嫌なことがあった時になかなか立ち直れなかったり、嫌いだと思う相手に対して敵意を増大させてしまいます。

 

ですが、逆に言えばモノの見方、いわゆる視点が広くなれば嫌な感情に支配されることなく冷静に対処できると言えます。

 

嫌なできごとがあった場合に嫌な感情に支配されがち…という人には

  •  手にとったことのない分野の本を読む

     自分と違う意見の人の本を読む

のがおすすめです。

 

なぜこのような本を読むのがいいのかというと、

  • 幅広い視点を身につけることができるから

です。以下詳細述べていこうと思います。

 

感情コントロールには幅広い視点が必要

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不快な感情が浮かんだとき、幅広い視点を持っていると、その感情を和らげることができます。

 

幅広い視点で物事を考える場合

幅広い視点を持っていれば、その分モノの見方や考え方も多様になります。

 

あらゆる面から物事を見るようになるので、

  • ・自分とは違う意見でも許容できるようになる

    ・悩みが生じても解決策が浮かびやすくなる

    ・物事を悲観的に見なくなる

というように、一つの事実に対してネガティブな感情に支配されることなく、冷静、前向きに向き合うことができるようになります。

 

特定の視点で物事を考える場合

ですが、特定の視点でしか物事を考えられない場合、事実やできごとに対して偏ったモノの見方をしたり、不快な感情をエスカレートさせてしまいます。

 

その一例が発達障害者が陥りがちな「白黒思考」です。

この白黒思考で物事を考えた場合、「白は白」「黒は黒」「悪は悪」というような極端な決めつけをしてしまいます。

そのため、別の角度から見れば「善」であっても「悪だ」と決めつけてしまいます。

 

さらにこの思考には、いったん物事を「悪」と決めてしまうと、その物事に対しての嫌な感情や不快な感情をますます増大させてしまうといった問題点もあります。

 

「どちらでもない」「悪いところもあるけれど良いところもある」といった考えをしないので、一度「悪いこと」「嫌なこと」と認定した物事に対して、評価を修正しようとしません。

 

そのため、この白黒思考を持っている場合、一度嫌な相手だと思うと、それ以降その人がどんな行動しても「嫌な奴」といった印象を持ち、ますますその相手への嫌な感情を募らせていくのです。

 

特定の視点だけで物事を見た場合、このように嫌な感情がエスカレートしていきます。

 

ですが、幅広い視点で物事を見ることができるようになれば、嫌な事実に直面しても自分とは違う価値観を認めたり、多様な解決策を思いつくことができるようになります。

 

そうすれば、早く立ち直ることができる/余計なトラブルを回避できる、というように、いつまでも嫌な感情に支配されることなく前向きに対処できます。

 

以上から、嫌なできごとに対処するには、幅広い視点を持つことが重要だというわけです。

 

読書で視点を広げる方法

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幅広い視点を身につけるためには

  • ・手にとったことのない分野の本
    ・自分と違う意見の人の本

を読むのがオススメです。

 

このような本を読めば、今まで自分が持っていた価値観や考え方とは別の角度からの情報・知識に触れる機会が多くなります。

中には、「こんな考え方もあったのか!」と思ってしまうような、これまでの自分の価値観を破壊してしまうような知識・情報に出会うこともあります。

 

これまでの自分の価値観とは違った知識や情報が、読書によって自分の中に蓄積されていき、それに応じて自分の中のモノの見方や価値観、考え方もアップデートしていきます。

 

自分が今まで知らなかった分野・知らなかった考え方の本を読むことは、このように視点を広げるので、嫌な感情に支配されないために効果的なのです。

 

まとめ

 

  • 不快な感情をコントロールするには読書がオススメ!

 

【どんな本を読めばいいのか?】

  • ・手にとったことのない分野の本
    ・自分と違う意見の人の本

 

読書で不快な感情をコントロールする流れは以下のようになります。

  • 読書で視点が幅広くなる

    別の観点から物事を見るようになる

    物事に対して考えが柔軟になったり許容できるようになる

    不快な感情が和らぐ

 

以上、不快な感情をコントロールする方法として読書をオススメしました。

 

今回の記事によって、嫌なできごとに前向きに向かい合うきっかけになったなら幸いです。

 

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『感情をコントロールする力』
『誤解されない話し方』