辛い気持ちは引きずらなくていい。失敗した時の苦しい感情を手放して、未来の失敗をなくす方法お伝えします!
- ・失敗したときに慌ててしまったり、冷静さを失う
・失敗したらパニックになる
皆さんにはこんな経験ありませんか?
失敗して、いったんパニックに陥ってしまうと、頭では落ち着かなきゃと思っていてもなかなかできないものですよね。
このように失敗のせいで感情のコントロールを失ってしまうのは
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これ以上失敗の被害を拡大させないこと
で防ぐことができます。
というわけで、今回の記事の内容は主に以下の通りです。
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・失敗した時の被害を大きくしないための対策
・失敗した後の気持ちを安定させる方法
今回紹介する方法を使えば、
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・失敗による被害をできるだけ小さくできる
・失敗のせいで気持ちが乱れることが減る
といった効果を感じることができると思います。
失敗したらパニックになってしまうという人、あるいはこの話に興味を持った方は続きをどうぞ~
「目次」クリックで開閉します
失敗の被害をできるだけ小さくするためには
失敗したことを素直に認める
失敗の被害が大きくなるのを防ぐためには失敗を素直に認めることが大切です。
失敗を素直に認めるというのは
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・失敗を隠したり誤魔化したりしない
・失敗は気づいた時点ですぐに報告する
という行為のことです。
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理由:失敗に気づいているのに黙ったままだと、問題がややこしくなるから
上司がやけに厳しかったり職場の雰囲気がピリピリしていると、自分のミスをなかなか言い出しにくいものです。
怒られるかも…。厳しく注意されるかも…。
と不安になって、時には失敗を隠したり誤魔化すこともあるかもしれません。
ですが、失敗は失敗として素直に認め、隠さずすぐに報告しなければ被害が大きくなってしまいます。
特に次のような考え方をしがちな人は要注意です。
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①あることに関して思い込みを持っている
②その思い込みと合致するような証拠を集めてしまう
③集めた証拠を元にさらに思い込みを強くする
このような考え方の人の場合、失敗に対して次のような行動パターンをとります。
①思い込み |
日頃から 失敗したら無能と思われる、クビになる という思い込みを持っている人 |
②証拠集め |
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③思い込み強化 |
やっぱり失敗したらクビにされてしまうんだ! |
④ごまかし、嘘が増える |
失敗がバレたらクビになる!隠さなきゃ!! |
⑤さらに事態が悪化 | (取り返しのつかないことになる場合も) |
失敗を素直に認めないと、
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被害が大きくなる→言い出しにくくなる→ますます被害が大きくなる→言い出しにくく…
といった負のループができてしまいます。
これを防ぐためにも、
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失敗したら素直に認め、隠したり誤魔化したりせず、すぐに報告すること
が大切です。
自分の失敗を伝えるのは勇気がいることです。ですが、失敗の被害をできるだけ小さくするためには早めに告白すること、これが大事です。
失敗した後の気持ちを安定させるためには?
失敗した後は、気持ちが不安定になってしまうものです。
落ち込んだり自分を責めて辛い気持ちになってしまうことは誰にでもあります。
ですが、その辛い気持ちをいつまでも引きずっているのはあまりよくないことです。なぜなら、落ち込んだままでいると、また別の失敗を呼び起こす場合があるからです。
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例えば失敗がきっかけでずっと落ち込んでいると、頭の中は暗い気持ちでいっぱいになってしまいます。その結果、仕事の内容に集中できず、気が散って失敗してしまう…なんてこともありえます。
失敗した後の気持ちを安定させるためには
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失敗は活かせる、と考え行動する
ことが大切です。
失敗して、ただ落ち込んだり辛い気持ちになって悩み続けるのではなく、
この失敗を活かして次に繋げるんだ
と考えるのです。
失敗したという、嫌な体験でも次に活かせる、と考えると気持ちが安定し、前向きになっていきます。
失敗を次に活かすためには
失敗を活かすためには
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失敗の原因を分析する
ことが必要です。
ただ、失敗を分析する際にいくつか注意してほしいことがあります。それは
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・失敗の原因を一つと決めつけないこと
・いろんな角度から失敗の原因を探すこと
です。
これらの点に注意しなければ、思い込みや決めつけのせいで失敗を正しく分析できなくなるので、また失敗を繰り返してしまいます。
- 失敗というのは大抵、多くの原因が重なって起こるものです。
自分の中では「これが失敗の原因だ!」と思っていたことでも、実は他にも原因があって、自分が思っていたものは失敗の主な原因ではなかった、他にもっと大きな原因が隠れていた、ということもあります。
他に原因があるのに気がつかず、失敗の原因を一つだと決めつけてしまうと、自分が思っている原因にしか注意しないようになります。
言い換えると、他の原因については考えないので改善しようとは思わず、また次に同じような失敗を繰り返してしまいます。
そうならないためにも、失敗は一つではなく、他にもあると考えることが大切です。
また、いろんな角度から失敗の原因を探すことも大切です。
- 失敗とは様々な要素が絡んで起こってしまうものもあります。
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例えば、「電話の相手の話をよく聞くことができず、大事な用件を上司に伝えられなかった」という失敗をしたとしましょう。
失敗の原因として「自分の集中力が足りなかったせいだ」と考えてしまうかもしれませんが、実は他にも原因があったりします。
周囲が騒がしい環境だった、相手の滑舌が悪かったなど自分ではなく外部に原因があることも。
また、発達障害で聴覚過敏持ちの人の場合、「音は聴こえているのに頭の中に入ってこない」ということがよくあります。これは根性や努力でどうにかなるものではありません。
つまり、失敗というのは自分に原因があるもの以外に
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・他人や環境が原因
・自分ではどうにもならないことが原因
という場合があるというわけです。
にもかかわらず、失敗の原因を自分の努力が足りないせいだと決めつけてしまうと
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・自分が悪いと思い込み、自分を責めて苦しくなる
・他の原因に気づかず、間違った対処をして被害拡大、もしくは同じ失敗を繰り返す
ということになりかねません。
以上より、失敗を次に活かすためには、失敗の原因は多数あると考え、様々な面から分析することが必要です。
失敗を分析するときは「応用行動分析」を使って自分の行動を振り返ることがオススメです。
以下の記事に詳細書いているので御覧ください
まとめ
失敗の被害を大きくさせないためには
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失敗を素直に認めること
が大切!隠したり誤魔化したりせず、早めに報告しましょう。
失敗した後の気持ちを安定させるためには
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失敗を正しく分析して、次に活かそうと考える
ことがオススメ。失敗の原因は一つではなく、あらゆる角度から探ってみましょう。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『感情をコントロールする力』
『アスペルガー症候群の「そうだったんだ!」が分かる本』