発達障害者が成功している人を真似する場合のポイント【主に2つ】
目標を立てても達成できない、何をしてもうまくいかないことってありませんか?
自分では精一杯努力しているのになかなか思った通りの結果にならなかったり。
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努力しているのに良い結果が出ない
頑張っているのに成果が出ないと、自分の努力がどこか間違って いるのではないかと不安になりますよね。もしも見当違いの間違った努力を続ければ時間を無駄にしてしまうかもしれません。
自分のやり方が間違っていると気づいたなら当然やり方を変えるのがベストです。
今回の記事では「成功者を真似する」という話題に沿って目標達成や成功の秘訣についてお送りしたいと思います。
・成功者を真似する上でのポイントを紹介しています
・障害の特性上、世間一般のやり方ではうまくいかない発達障害の人向け
努力が実らず悩んでいる人はぜひ読み進めていってくださいね。
成功者を真似するべき?
どうすれば目標達成できるのかについて、成功者を真似するという手段があります。しかし、目標達成には個人差があるという点から、そっくりそのまま真似するのはあまりオススメできません。
目標達成にどのくらい時間かかるかは人によって違ってきます。才能があって少ない時間で達成できる人もいれば、何千時間もかけてようやく達成できたという人もいます。
もし成功した人を真似したいというのであれば、
- ・なるべく多くの成功者を参考にする
・自分と似た境遇で成功した人を参考にする
…という方法がよいでしょう。
なるべく多くの成功者を参考にする
理由は、たった1、2人の成功事例だけだと情報が少なすぎるからです。
本来、ほとんどの人が1年はかかるような目標なのに、参考にした人がたまたま「デキる人」で3ヶ月で目標達成した場合、自分自身も同じく「デキる人」でなければ参考にした人よりも当然時間がかかってしまいます。
すると、「3ヶ月でできることなのに自分はできない…。」と自信喪失してしまったり、自分を能力不足だと思いこんで心を病んでしまうことだってありえるのです。
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何も達成していない人と比べれば成功している人のやり方は確かに成功確率は高いです。
しかし誰にでも当てはまる方法とは限りません。
自分には到底不可能な方法で成功を目指すよりも、自分にできるやり方で進んでいったほうが精神的にラクです。
自分にもできるやり方を見つけるには、
- ただ1人の成功者のやり方をそのまま鵜呑みにしないこと
です。
2、3人だと少しサンプルとしては少ないので、できればもっと多くの成功者のやり方を参考にするのが望ましいです。
複数人のやり方を探ることで、その中でどのやり方なら自分にもできるのか選択肢が広がります。
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【例】「山の頂上にたどり着きたい!」という目標を掲げた場合
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1人目~9人目「歩いていけばいいよ」
10人目「ヘリコプターで運んでもらって上空から山の頂上に行けばいいよ」
歩いていくのとヘリコプターで運ぶ方法、どちらが楽かと言うと、もちろんヘリコプターですよね。
このように多くの人に聞いてはじめて、楽な方法を知ることができる、つまり選択肢が広がることがあります。
成功の可能性を広げるために複数の人のやり方を調べよう
自分と似た境遇で成功した人を参考にする
複数の人のやり方を取り入れる方法に加えて、さらにオススメなのが自分と似た人をお手本にするというものです。
特に発達障害の人は障害の特性上、世間の人なら努力でなんとか達成できる目標でも倍以上時間がかかったり、何らかの工夫をしなければいけない、なんてことがあります。
-
例えば、「電話で相手の声は聴こえているのに何を言っているのか脳が認識できない。まるで知らない国の言葉を相手が話しているみたい」といった悩みを持つ発達障害さんは聴覚過敏という特性のせいで電話応対が上手くできません。
世間の人なら「意識を集中させれば聞き取り可能」なことでも、発達障害の人の場合、元々の脳の特性上、本人がいくら意識を集中しようと努力してもできないのです。
このように世間の人が実行している対策が発達障害の人にはあまり有効ではない場合があるので、もし悩みがあって解決したい、目標を達成して人生を良くしたいと思うなら同じ発達障害の人で成功している人を参考にしたほうがいいでしょう。
できれば、自分と性格が似ている人や障害の程度が近い人を参考にしたほうがいいです。
同じ発達障害でも、のんびり屋で内向的な性格の人にとっては活動的で毎日せわしなく動き回って外交的な人のやり方は合わないかもしれません。
また、障害の程度が重い人の場合、軽い人のやり方を取り入れてしまうと、うまく行かずに自信喪失してしまいます。
成功した発達障害者=たまたま運と環境に恵まれていた?
成功した発達障害の人はたまたま運がよかっただけじゃないの?
環境に恵まれていたんじゃないの?
…という意見を言う人をたまにネット上で見かけます。
確かに成功できるかどうか、目標達成できるかどうかは運や環境が絡んでくることもあります。
たまたま身近に目指している資格に詳しい人がいた、実家が裕福だった…など運や環境に恵まれていたおかげで成功した人もいるかもしれません。
ただ、行動せずに良い運や環境が自分には無いからできっこないんだ、と最初から諦めてしまうのは少しもったいないんじゃないかなーと思います。
障害の特性上無理なこともありますが、「自分にはできない」「絶対に無理だ」と思っていたこともやってみれば意外と簡単だったり、何度か挑戦すればできるようになることもあります。
もしかしたら成功するポテンシャルがあるかもしれないのに運や環境が無いからって何もしなければ、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
また、これは私の持論ですが成功した人、成功した発達障害者さんが上手く行ったのって運や環境だけが要因ではないと思います。
きっと成功した人はその人なりに何らかの工夫をしたり努力を重ねてきたのではないでしょうか。もしかしたら表には出さないところでたくさん失敗したり嫌な思いもしてきたかもしれません。そのような試練を乗り越えた上で成功を掴んだのかもしれません。
どんなに運や環境に恵まれていても本人自体がやる気がなかったり腐っていると、宝の持ち腐れになってしまいます。成功してきた人は努力する過程で、自分に与えられた環境をうまく活用してきたんじゃないでしょうか。
今、自分には運がない、環境がよくないと思っている人も気づかないだけでもしかしたら自分の環境を活かせる可能性があるかもしれません。
もしくは今いる環境が悪くてもほんの少しだけ環境を変えてみることで良い変化がもたらされる可能性だってあります。
成功した人と違って自分には運も環境も恵まれていない、とすぐに諦めてしまうよりも成功した人のやり方を取り入れてみるのはいかがでしょうか?もしかすると人生にいい風が吹いてくるかもしれません。
成功した人のやり方をそのまま真似しても上手く行かないかもしれませんが、その成功者さんのやり方や価値観の中で一部でも取り入れたら上手く行きそうなことってあると思います。成功者さんのやり方に自分なりにアレンジを加えてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
【悩み】
目標達成したり成功するためには成功者を真似すればいい?
↓ ↓ ↓
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そっくりそのまま真似するのはオススメしない。
理由:個人差があるため。
【どのように行動すればいい?】
- ①選択肢を増やすために複数の成功者を参考にする
②自分と似た人を参考にする
・すべて真似するのではなく自分にできそうな範囲で一部真似する
・最初から運や環境を理由に諦めないようにする。少しでも行動してみる