将来が不安な人へ。不安から解放される方法と将来への向き合い方、お伝えします
将来が不安…
こんなことを考えてしまい、仕事が手につかなくなったり、夜も眠れない…ということはありませんか?
今回の記事では将来に対して不安を抱いてしまう人に向けたものとなります。
記事のポイントは以下の通りです。
- 不安から解放される方法がわかります。
- 将来のために何をしたらいいか、がわかります
将来のことで不安になっている方、不安じゃないけど興味をもった方は続きをどうぞ!
「目次」クリックで開閉します
将来のことで不安に思うのはやめよう
結論から言います。
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将来のことで不安に思うのは無駄です。やめましょう。
理由は次の通りです
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悩んだところで未来が変わるわけではないから
悩みは雪だるま式に大きくなるから
それぞれ詳しく紹介します。
悩んだところで未来が変わるわけではない
将来何が起こるかなんて誰にもわからないことです。わからないことをあれこれ悩んでいても仕方ありません。
悩んだ後に行動するなら未来を変えることもできるかもしれませんが、ただ不安に思っているだけでは未来は変えられません。
したがって、悩んでいるだけでは将来を変えることはできないので、不安に思うのは無駄というわけです。
悩みは雪だるま式に大きくなる
悩みというものは雪だるま式に増えていくものです。
だから、将来のことについて一度不安に思ってしまうとどんどん悪いことばかり考えるようになって不安が増大してしまいます。
以前事務職だった際にこんなことがありました。ある時、休み明けに取引先へ謝罪の電話をすることになったのですが、その休み明けまでの時間、電話のことばかり考えて不安で頭がいっぱいになっていました。
「許してもらえなかったらどうしよう」「冷たい感じの人だったから怖いな…」といったように。
次第に不安が高まり、「上司から厳しく注意されるかも」「職場の人たちから呆れられるかも」とまで思うようになっていました。
このように一度不安に思ってしまうと、「現実にはまだ起こってもいないこと」についてまで考え、心をかき乱されてしまうのです。
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・不安に思ったところで未来は変わらない
・一度不安な気持ちを持ってしまうと実際に起こってもいないことで心が乱されてしまう
↓
だから将来のことで不安に思うのはやめよう
不安な気持ちを手放すには?
でも不安な気持ちってどうしても消すことができない
という人もいることでしょう。
達磨大師のエピソードでこんなものがあります。
ある日、達磨大師は弟子から
いくら修行しても心の不安をどうにもできません。
私の心を安らかにしてください
と相談を受けます。そこで達磨大師はこう答えます。
わかった。心を安らかにしてあげるから
お前の「不安な心」ってのを持っておいで。
えっ…不安な心…ですか?
えーと、えーと…
しかしいくら一生懸命探しても不安な心を見つけることはできず、そのことを弟子は達磨大師に伝えます。
不安な心を持ってこれないのなら、
もうあなたは不安な心を持ってない
ってことだよね。
それってつまり心が安らかってことじゃん
!!
このエピソードから言えることは、
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・不安な気持ちというのは心が勝手に作り出しているもの。だから実体がない。
・心が勝手に作り出す、つまり心が作り出さない限り不安な気持ちというものは生まれない
ということです。
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不安とは心が勝手に作り出すもの。不安に思うのをやめたいなら心を制御しよう
では心で勝手に作り出さないためにはどうすればいいでしょうか。
それには次のような対策がオススメです。
- 何かに没頭する
将来に対する不安がどうしても手放せない、そんな時は将来のことを考える余裕がないくらい没頭できることをやりましょう。
運動、掃除がおすすめですね。運動なら健康やダイエットにも効果的ですし、掃除なら部屋が綺麗になって清々しい気持ちになります。
掃除についてはこちらの記事もご覧ください。
悩んでも仕方がないことを考えないようには、目の前のことに精一杯取り組むのが一番です。
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将来への不安が浮かんできたら何かに没頭して意識を不安から遠ざけよう
今できることをすれば将来への準備になる
将来のことで思い悩む必要はない
でもやっぱり将来起こるかもしれない
事故や病気のことで不安に思うのは
仕方がないことでは?
…という人のために、トーマス・カーライルという英国の言論人の言葉を紹介します。
遠くのはっきり見えないものを見るな。目の前の明白なことをやれ
(D・カーネギー『道は開ける』より)
つまり将来についてあれこれ思い悩むよりも今この瞬間の目の前のやるべきことに取り組むべきだというわけです。
じゃあ将来について
何も考えなくていいってこと?
何も準備しなくていいわけ?
このような疑問が生じた方もいることでしょう。
備えあれば憂いなし、というように、確かに将来のために準備をすることはいいことです。ここで気をつけてほしいのが
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将来のために準備をすることは必要。ただし、将来のことで思い悩む必要はない
ということです。
準備をするのはいい、でも不安に思うのはよくない、というわけです。先程書いたとおり、不安に思っただけでは将来は変わらないのですから。
不安に思わなくても将来の準備はできます。たとえば貯金。
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・「子供の学費にお金がかかったらどうしよう…」「病気になったらどうしよう」と思いながら10万円貯金。
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・「貯金があれば安心だな」と、特に不安もなく10万円貯金
どちらも「10万円貯金する」という事実は変わりませんよね。
不安にならなくても、将来のための準備はできるのです。同じ結果になるのなら、余計なことを考えて心が乱れるよりも、思い悩まずにただ着々と準備をしたほうが心が安らかでいられます。
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将来のことで思い悩むのはNG
将来のために準備するのはOK
将来のための細かい計画は必要ない
ただし、準備するといっても将来について細かい、綿密なプランを立てる必要はありません
なぜなら、人生は想定外のことがいつ起こるかわからないからです。
自分の将来がどうなるのかは誰にもわからないことです。災害、会社の倒産、病気、事故などどんな事が起こるのか予測できません。
プランをたてていなければ不安。
間違った方向に人生が
進んでしまうのではないか
と思うかもしれませんが、綿密なプランを立てても想定外のことで正しい方向にも間違った方向にも行くものです。
だから将来のために細かいプランを立てていても結局はどうなるかわからないので、必要ないというわけです。
今日を最適に過ごすことが将来への備えになる
極端な話、その時になってから対処しよう、病気になってから正面から取り組めばいいという考えでもいいと思います。
ただし、悪いことが起こった時にダメージを少なくするために今できる最適なことを精一杯やればいいのです。
将来病気になるかもしれないからお金を貯めたい
というのであれば
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・今日は無駄使いしない
・今日の食事は健康にいいものにする
・今日は運動する
というように将来のために今できることを実行するのです。
将来何かあった場合に動じなくて済むように、今できる最善のことは何か?を考えそれを実行していけばいいのです。日々、「今できること」を積み重ねていくことが必然的に将来への準備に繋がります。
先のことを考えて準備するのも大切ですが、まずは現在のやるべきことを精一杯するようにしましょう。
将来のことを思い悩んでいる間にも「今できること」「今やるべきこと」はあるはずです。それを後回しにして、どうなるかわからない将来のことで悩むのってよくよく考えたらちょっと変じゃないですか?今やれることに正面から取り組めば未来はいい方向へ変わります。
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将来のことを考えるより今やれることに取り組もう
まとめ
「将来について不安に思う」というテーマで以上お送りしてきました。
内容をまとめると次の通りです。
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不安に思っても将来は変わらない。むしろ不安に思うと余計なことを考え心が乱れる。
→だから将来について不安に思うのはやめよう
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今できることに精一杯取り組もう。そうすることで
・不安から解放される
・将来の準備に繋がる
…ということになる!
先のことで不安になってしまった、という人のために今回の記事が何かのヒントになれたら幸いです。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『「ゆるす」という禅の生き方』
『道は開ける』