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迷ってばかりだと損!すぐに決断できない人が無駄にしている3つのこと

決断に時間がかかってしまいがちな人

  • 2つの選択肢があって、ほとんど同じ。でもどちらを選ぶか決められず、迷うのに時間をかけてしまう…こんなことってありませんか?
    例:スクールに通いたいけどA校とB校どちらにしようか/スマホを新しく買いたいけど迷う

違いが明らかなら、まだ決めやすいのですが、ほとんど同じで違いがわずかといった場合、なかなか決められないものです。
とは言え、決断に時間がかかりすぎてしまうと、あなたにとって損になります。

なぜなら決断に時間をかける人は3つのことを無駄にしているからです。

  • 決断に時間をかける人=3つのことを無駄にしている

今回は決断するのに時間をかけてしまう人、特に似ている選択肢2つの間でどちらにするかすぐに選べないという人向けに記事をお送りします。

大まかな内容は次の通りです。

記事の内容
  • ・決断に時間をかける人が無駄にしている3つのこと
    ・すぐに決断するための方法

決断に時間がかかってしまいがち…という方は続きをどうぞ~

「目次」クリックで開閉します

決断に時間をかける人が無駄にしている3つのこと

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決断するまでに長い時間をかけてしまう人は3つのことを無駄にしています。それは

  • ・時間
    ・エネルギー
    ・チャンス


の3つです。

そもそも、決断に時間をかけてしまう人は迷っている間に時間、エネルギー、チャンスを無駄にしてしまうことに気づいていません。
だから、ずっと決断できずに悩み続けてしまうのです

決断に時間をかける人が無意識のうちに無駄にしている時間、エネルギー、チャンスについて以下説明していきます。

決断に時間をかける人=時間を無駄に消耗

なかなか決断できない人はまず、時間を無駄に消耗しています。
決断できずに迷ったりしている間にあれこれ思い悩んだり、どちらにするか選ぶために調査や情報収集に時間をかけてしまう人もいますがこんな人は時間を無駄に消耗しています。

悩んだり情報収集している時間は、自分としては前進したような感じで「自分頑張った!」という気持ちになります。

ですが、実際に直接的な行動に移したわけではないので、ただ時間をかけただけでほとんど何も前進していないということになってしまいます。

  • 例えば、英語の試験対策としてどの参考書がいいか悩んだり情報収集しているだけでその間に何も勉強していなかった、というのであれば本末転倒です。
    なんでもいいからとりあえず参考書を買って勉強を始めていたほうが時間を無駄にせずに済みます。

思い悩んでいるだけ、情報収集するだけでは状況はあまり変わりません。
思案や情報収集も大切ですが、最終的には行動が必要です。

ですから決断に時間をかけてしまう人は選択肢2つのわずかな違いに気を取られのではなく、
  • 迷っている時間で何か別の、大事なことができるかもしれない

ということを肝に銘じるようにしましょう。

決断に時間をかける人=エネルギーを無駄に消耗

決断に時間をかけてしまう人は、そうでない人に比べてエネルギーを無駄に消耗しています。悩みや迷いというのは心理的に負担がかかるものです。

ですから、決断できずにずっと悩み続けていると心理的に負担がかかり、エネルギーが消耗されていきます。

「どっちにしたら損しなくて済むかな…」「早く決めないと…」とあれこれ悩み続けているとエネルギーが消耗していき、ゆくゆくはストレスが溜まってしまいます。
悩みや迷いは精神的なエネルギーを無駄に消耗してしまうということを覚えておきましょう。

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決断に時間をかける人=チャンスを無駄にしている

決断に時間をかけてしまう人が無駄にしている3つ目は「チャンス」です。

2つの選択肢の間で悩んでいる場合、類似点や共通点ばかりに意識を向けがちです。
こういった場合、大切なことを見逃しがちです。
それは、迷っている間に得られたかもしれないチャンスです。

悩んでいる時間で手に入ったかもしれないものは確実に存在します。
しかも、それは悩むことよりももっと大切なものかもしれません。

  • 例えば、英語の勉強のためにどちらの参考書を買うかずっと悩んでいた人はすぐに決断を済ませ、勉強を早く始めておけばもっと知識がついていたかもしれません。
    悩むのに費やした時間を勉強するのに使っていたほうがよっぽど自分のためになっていたことでしょう。
    決断に時間をかけることで、その間に得られたかもしれない知識が手に入らないのです。
    これは知識をつける、学習能力をつけるといったチャンスを逃していると言っていいでしょう。

このように決断に時間をかける人は大切なチャンスを逃している可能性があります。
ですが、決断できずに悩んでいる本人はチャンスを逃していることになかなか気づきません。「どちらにすればいいんだろう?」という悩みで頭がいっぱいになっているからです。

決断に時間をかける人がやるべきことは早い決断

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このように決断するまでに時間をかけすぎると、時間とエネルギーとチャンスを無駄にしてしまいます。無駄にしないために決断には時間をかけないようにしましょう

ほとんど同じ選択肢で迷っているのなら、どちらを選んでも結果の違いはわずかのはずです。細かい違いにこだわり、悩んだり情報収集に時間をかけるよりも早く決断すべきです。

迷っている間に
  • ・時間
    ・エネルギー
    ・チャンス

を無駄にしてしまう可能性があることを強く意識するようにしましょう。

早い決断と遅い決断を比較

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ここまで決断に長い時間をかけてしまうと時間やエネルギー、チャンスの3つを無駄にしてしまうことをお話してきました。

ですがそうは言っても、なかなか簡単にできない人も多いことでしょう。
どちらにするか、どうしても悩んでしまう気持ちもわかります。

すぐに決断して、失敗するんじゃないか…損するのは嫌だ
と不安になってなかなか決断できない人もいると思います。

早く決断することで起こるかもしれない失敗を不安に思ってしまう人は
  • 早い決断と遅い決断を比較する
ようにしてください。
  • ・すぐに決断することで生じるかもしれないデメリット(早い決断によるデメリット)
    ・決断できずに悩み続けることによるデメリット(遅い決断によるデメリット)
この2つを比較してみてください。

早い決断によるデメリットについては、考えようと思えば際限なく考えられます。

ですが、確実とは言い切れません。
「こっちの参考書を買ったら全然役に立たないかもしれない、お金の無駄になるかもしれない、誤字脱字があるかもしれない…」
といったようにデメリットは考えようと思えばいくらでも生じてきます。
ですが、いくら考えても確実に起こることではありません。

一方で、遅い決断によるデメリットは確実に発生します。
遅い決断によるデメリットとは、これまで話してきた、時間、エネルギー、チャンスを無駄にするというデメリットです。

すぐに決断することで起こるかもしれない、不確実なデメリットよりもこの3つを無駄にするデメリットのほうが確実で、しかも一度消耗したり失ったりすると取り戻すのが不可能だったり大変だったりします。

決断を早くすることに不安を感じる人は
  • ・決断に時間をかけすぎてしまうことで時間、エネルギー、チャンスを確実に無駄にすること
    ・この3つは一度無駄にすると取り戻すのが難しくなること
を強く意識するようにしてください。
そうすれば、決断を早くすることへの不安を拭い去ることができるはずです。

まとめ

決断できずに長い時間をかけてしまう人は
  • ・時間
    ・エネルギー
    ・チャンス

を無駄にしています。

これら3つを無駄にしないためにも決断は早くすることが大切です。

早い決断をすると不安な場合、
決断できずに悩み続けた場合のデメリットを考えるようにしてください。

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』