【まずはこの一つだけ】仕事を覚えるのに時間がかかる人が身につけるべき力
仕事を覚えるのに時間がかかる悩み
という人に記事をお送りします。
始めからすぐに上手くできる人はいません。上手く成果が出せるかどうかは個人差があります。…とは言え、いつまでも仕事が覚えられず、失敗してばかりだと、できない自分がイヤになってしまうことも事実です。
今回の記事ではそんな人に向けて、仕事を覚えるための方法を中心にお送りしていきます。
- 教わったことへの理解が正確になり、失敗が減る
なかなか仕事を覚えるのに時間がかかって自己嫌悪に陥る、という方は続きをどうぞ~
「目次」クリックで開閉します
予測力を磨いて仕事の理解を深める対策
- 予測力を磨く
予測力が仕事を覚えるのに必要な理由
通常、何かができるようになるためには予測力が必要です。
私たちは意識的にせよ無意識的にせよ、何か行動する時は予測力を使っています。
例えば、缶ジュースを開けるときって皆さん、毎回わざわざ開け方って気にしてますか?「力加減はこのくらいで、指を置く位置は底から5センチ…」なんて考えたりしませんよね。
それなのに私たちは楽に缶ジュースを開けることができます。
これは無意識のうちに「どうやったら缶ジュースを開けることができるか」が予測できているからです。どのくらい力をこめたらこぼさずに済むか、といった予測を無意識で行い、実際に「開ける」という行動に移しています。
無意識に予測を立てて行動しているのにも関わらず、私たちが缶ジュースを開ける時に失敗することはあまりありません。なぜなら缶ジュースを開けることに関して、予測力の精度が非常に高くなっているからです。「どうやったらうまく缶ジュースを開けることができるのか」を正確に予測できるので失敗しないというわけです。
- 予測力の精度が高くなれば、やり方や方法を意識しなくても簡単に実行できるようになり、しかも失敗することが少なくなります。
もちろん仕事でも同じです。予測力を磨いていき、正確な予測ができるようになれば「教わったことのうち、どの知識を使えば今、目の前にある仕事に使えるか」がわかります。
仕事を覚えるのに人よりも時間がかかってしまう人は、教わったことへの理解にあいまいな部分があったり間違って覚えている場合があるので実際の仕事で上手く応用できないのです。
では、予測力を磨くにはどうしたらいいのかを以下お伝えします。
予測力を磨く方法
- 予測→比較→確認→修正→予測のループ
という流れになります。いくつか注意点や補足があるので続けます。
予測を確認の前に行う理由
わざわざ予測しなくても、さっさとメモを見るなり人に聞くほうが手っ取り早いと思われるかもしれません。ですが、
- 教わったことについての知識を定着させるためにはメモや人に頼って確認する前に予測しておいたほうがいいのです。
ただ確認するだけでは、わかるのは仕事のやり方そのものだけです。
自分の中で教わったことのうち、どの部分が曖昧だったのか、どの部分で誤解して覚えていたのかといったことは意識しません。
丸暗記よりも、自分の理解不足・誤解の部分を集中的につぶしていったたほうが記憶は定着しやすいです。そのためにはメモや人に頼って確認する前に予測を行い、自分の理解不足や誤解を把握しておくのが望ましいです。
確認をするときのポイント
人に聞く場合は、「前に教わった◯◯の方法を使えば上手くいきそうだと思うのですが今回も◯◯の方法でいいでしょうか?というように、
- 自分がどんな方法で仕事を進めていくつもりなのかを伝えましょう。
- どの程度まで理解できているのか
を把握できます。
予測力を磨く効果
- 教わったことについての知識がより正確になっていく
これは、予測を磨いていくことで自分の理解不足が段々少なくなっていくことを指しています。
予測を磨くことで知識のあいまいな部分、間違って覚えていた部分を修正していく箇所が減って、自分の持っている知識がより正確になっていきます。
まとめ
という人向けに、
- 予測能力を磨く
- 教わったことについての知識がより正確になっていく
といった効果をもたらすことも紹介しました。
仕事をなかなか覚えられないことに対して「それは仕事が合っていないからだ」という人もいます。もちろん本当に合っていない場合もありますが、実は困っている本人の覚え方が間違っている場合もあります(丸暗記をしようとしたり、聞き漏らしなどで間違ったまま覚えていたり)。
仕事が覚えられない場合、すぐに「仕事が合っていないからだ」と決めつけてしまうのではなく、自分の理解の仕方にどこか足りない部分があるのではないだろうか?と振り返ってみたほうがいいと思います。
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『予測力「最初の2秒」で優位に立つ!』