【休憩0は危険】自分のエンジンを休ませるために休憩時間を取ろう
働いていると、次から次へとやらなければいけないことが多く舞い込んでくる、そんな忙しい時期ってありませんか?
忙しい時期は
休憩時間を取らなければ、
その分時間を仕事に使うことになるので
作業が早く終わるはず
…なんてことを思って
・席を離れるのはトイレのときだけ
・昼食を抜く
など休憩時間0で仕事に取り組んだ、という経験をしたことはないでしょうか?
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よく働くためには「休み」が必要
よく働く、つまり仕事で成果を出すために必要なのが「充分な休息をとること」というのが私の結論です。
休憩0だと作業効率が落ちてしまいます
忙しくて仕事に追われている状態では、作業効率が落ちてしまいます。
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私の例で恐縮ですが、
少しの時間さえももったいないと思い、休息を一切取らず、昼食も取らずに仕事に取り組んだことがありました。
しかし、休憩時間を省いて時間を多くとったのにも関わらず、できた仕事の量は、しっかり時間をとって休息してきた同僚よりも少ないものでした。
比較的単純で能力に個人差があっても関係ないような事務作業でした。
にもかかわらず、なぜ差が出てしまったのか。
ずばり休息をとらなかったからです。
仕事をする時に一定の調子を保つことができれば理想的ですが、そう簡単にはいきません。
休息をとらないでいると、疲弊していき、次第に集中力が途切れていったり、判断力が鈍くなったりします。
すると、普段はやらかさないようなミスをしてしまい、そのミスを修正するために余計な時間をかけてしまうなど、作業効率が落ちてしまいます。
このように休息をとらないでいると、時間をかけたところで大した成果も出せずじまいになってしまいます。
仕事の効率が低下するという点で休憩0は問題ありなのです。
疲れて体や心がボロボロになる前にこまめに休息をとるようにしましょう
こんな休み方がオススメ
休憩をとるほうがいい、といって休憩時間を確保してもその過ごし方が間違っていれば結果的に仕事で良い成果を出せなくなってしまいます。
そこで以下に、休憩時間をとるにあたっての心構えを記していきたいと思います。
オンオフをしっかり区別しよう
休憩時間は仕事のことを考えないようにして、オンオフをしっかり区別するようにしましょう。
たとえ休憩時間を確保したとしても頭の中でずっと仕事のことばかり考えていたのでは本質的に休んだとはいえません。
休憩時間中は一旦仕事のことを忘れることで頭をリセットしましょう。
休息をとることで頭の中がリフレッシュされたら
- ・集中力が回復する
・新しくアイディアが浮かびやすい
・着眼点を変えて物事を見ることができる
・精神的に余裕がでてくる
といった効果が現れます。
睡眠時間が少なくて寝不足の日よりも、ぐっすり眠ることのできた日のほうが調子が良い、という経験はきっと皆さんにもあるかと思います。それと同じです。
ずっと仕事に取り組んでいると、脳内に情報が溜まっていきます。どこかでその溜まったものを排出させなければオーバーヒート状態になってしまいます。そのための対処法として、一度頭をリセットする時間が必要なのです。
休憩時間では意識して仕事のことは忘れるようにして頭を一旦リセットするようにしましょう。
こまめに休息をとろう
今のところ、別に疲れてない。
疲れたと思ってから休めばいいよね
…という考えは危険です。
なぜなら疲れを感じる頃にはもう既に肉体的にも精神的にもすり減ってしまっている場合があるからです。
特に、つい「過集中」になってしまう発達障害の人に当てはまることです。
集中している時というのは目の前のことだけに意識が向いています。言い換えると、自分のことは意識の外、なんて状態です。
過集中モードのときは、本当は疲労がものすごくたまっているのに自分では気づかないのです。
そして仕事が終わったら、それまで意識していなかった疲れがどっと押し寄せてきます。
たとえるなら、マラソンを全力で走ってゴールした直後に一歩も動けなくなってしまうようなものです。
仕事を完了させてから止まる場合はまだいいほうかもしれません。
ときには、途中で動けなくなってしまうこともあります。
無理した結果、
- ・体調を崩し、数日間自宅で療養する羽目になり、仕事が遅れてしまう
・うつ状態になってしまい、仕事に行くのが辛くなる
といった結果になることだってあります。
真面目でがんばり屋さんな人ほどつい無理をしてしまいがちです。
ところが、そういう真面目な人ほど自分が頑張っている、なんて考えないものです。
自分はやるべきことをただやっているだけ、
当たり前のことをやっているだけ!
別に無理なんかしてない!
といった考えをしているかもしれません。
しかし、こういった考えの持ち主ほど実際は人よりも必要以上に頑張りすぎている傾向があります。
頑張りすぎてしまうのは自分に対して厳しい目を向けているからなのかもしれません。
自分に厳しいので少し疲れたくらいでは休もうなど思わないので、疲労がだいぶ溜まるまで休息を疎かにしてしまいます。
「疲れているか」「疲れていないか」、自分の意識を基準にして休憩時間をとるのではなく、時間が来たら絶対に休む!くらいの気持ちで毎日こまめに休息をとるようにしてください。
自分はつい集中しすぎてしまうなあ、という人は特に
時間が来たら休む
というように決めて、その決まりを忠実に守るようにしてください。
でなければ、無意識に頑張りすぎてしまい、エンジン切れ状態になってしまいます。
疲れを感じていなくても、こまめに休息をとる。これが大切です。
まとめ
- 作業効率を落とさないためにも休憩時間0は避けよう
休憩についての注意点としては、
- ・休憩時間中は仕事のことは考えず頭をリセットさせる
・こまめに休憩時間をとるようにする
です。
会社のためを思って頑張ろう、という気持ちは立派なものです。
しかし無理をしすぎて自分の体や精神にダメージを受けてしまって働けなくなるのでは本末転倒です。
今回は作業効率が下がるといった理由で休息をとることをオススメしましたが、忙しくて気持ちに余裕がなくなると周りの人へ気遣いすることもできなくなるので人間関係にヒビが入ることもあります。
そういったことを防ぐためにも休憩時間をとる必要があるのです。