苦手な人が身近にいる人!2つのことを貴重だと考えよう
苦手な人が職場にいて、ドンヨリした気分になる
このように、苦手な人が身近にいて、その人のことを考えると気分が落ち込んだり、元気がなくなったり、嫌な気持ちになったりすることはありませんか?
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苦手な人と関わるのが一度きりならともかく、何度も会わなければならない、もしくは毎日会わなければならない相手の場合、余計にその人に関する負の感情が積み重なっていきやすいものです。
しかし、苦手な人がいるからといって嫌な気分のままでいると、ストレスが溜まってしまうので体や精神に悪影響が出てきます。
また、ネガティブな気持ちを心の中に抱えていると、その気持ちが漏れてしまっていることがあります。自分では表に出していないつもりでも、気を緩めるとふと眉間にシワがよっていたり。
負の感情が漏れていると「理由はわからないけどなんで不機嫌になってるんだろう」「もしかして私のことで怒ってる…?身に覚えはないけど何か悪いことをしたのかも」など思われてしまうので周りの人から良い印象を持たれません。
自分にとっても、周りの人にとっても苦手な人のことでマイナス感情を抱えてしまうのは得策ではないのです。
身近に苦手な人がいて、しょっちゅう関わらなければいけない
そんな悩みを持つ人は
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・時間
・相手
次のように
自分は、貴重な時間を貴重な相手と過ごしている
と考えるように意識するのです。
貴重な時間を貴重な相手と過ごしている とは
貴重な時間を貴重な相手と過ごしている、とは一体どういう考え方なのか。簡単に言うと、
- ・自分は貴重な時間を過ごしている
・自分は貴重な相手と過ごしている
と考えることです。
以下、深堀りしていきます。
時間は貴重
当然のことですが、時間というものは一度過ぎてしまえば二度と戻ってきません。
巻き戻すことはできません
一度失うと二度と戻らない、という点で時間は貴重なものなのです。
この貴重な時間をネガティブな感情で過ごすのはもったいないことだと思いませんか?
誰かのことを苦手な人と考えて、嫌な気持ちを持つということは貴重な時間を嫌な気持ちで過ごすことに他なりません。
もったいないと思いませんか?もっといいことに時間を使ったほうがいいと思いませんか?
私たちの人生には限りがあります。
その限りある人生を嫌な気持ちで過ごすことは貴重な時間を無駄にすることと同じなので良いことではありません。
貯金が10万しか無いのに、全然欲しくもない、買う必要のないものにお金をつぎ込む人はいませんよね。
時間の場合も同じです。限りある人生を全然欲しくもない、持っていたところでメリットもあまりない、自分の身体を壊すようなネガティブな感情のために使うことはありません。
苦手な人のことで嫌な気持ちになることは人生の浪費だと言えます。
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貴重な時間を無駄にしないために苦手な相手のことでネガティブな感情を持たない
このことを意識するように心がけましょう。
相手は貴重
これまでの人生の中で多くの人と出会ってきたかと思います。
実は、その人たちと出会うことは奇跡的だったということはご存知だったでしょうか?
たとえ苦手な人であっても、です。
出会うことは奇跡的なもの
世界の人口は現在、75億人以上とされています。
そんなに多くの人間が地球上に存在しているのに、あなたと出会った人たちは75億人のなかの一握りなのです。
その75億人以上の中から、出会う人というのは
・同じ地球上に生まれた
・同じ時代に生まれた
という大きな括りでは共通点がありますが、細かく考えていくと共通点よりも相違点のほうが多くなります。
具体的に言うと、
- ・生まれた日が違う
・生まれた場所が違う
・育ってきた家庭環境が違う
・学歴が違う
というように出会う人とあなたは、違うことのほうが多いのです。
これら全て一致している人に出会うことはまず不可能です。
あなたがこれまで出会ってきた人は、違うところが多くあるにも関わらず、巡り合うことのできた存在なのです。
例えば、職場に苦手な人がいるとします。
おそらく、自分とは違うところだらけでしょう。
しかし、そんな違うところだらけの人間同士が「たまたま同じ職場で働いている」という偶然的なものが一致して出会い、同じ場所で同じ時間を共有しているのです。
人口75億人以上いる中で、違うところだらけの人間同士が、たまたま「選んだ職場が同じだった」というだけで人生の限られた時間を同じ場所で過ごしている―
これって奇跡的だと思いませんか?
苦手な人に対して、嫌な気持ちの原因のようにみなすのではなく、
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奇跡的な確率で出会うことのできた相手と一秒一秒を共有できている、と考えるのです。
これが、相手のことを「自分は貴重な相手と過ごしている」と考える、ということです。
「貴重な時間を貴重な相手と過ごしている」と思うと、何が起こるか
時間を貴重なものだと考えるようになれば、一瞬を無駄にしたくない気持ちになります。
出会う相手を貴重なものだと考えるようになれば、相手のことを貴重な存在だと思うようになります。
その結果、貴重な時間を無駄にしないためにもネガティブな感情で過ごすことはもったいないと考え、苦手な人へのマイナス感情を手放すことができます。
本当は苦手な人に対してイラつく気持ちが
あるんだけど時間の無駄だから
頑張って明るい気持ちになろう、
否定的なことを考えないようにしなきゃ
と考えるだけではうまくいきません。
この考え方だと、自分の時間を無駄にしたくないから、という理由で本心ではないからです。
無理に自分の気持を抑えていることになるのでうまくいきません。
本心から相手に対して明るい感情を持つようになればいいのです。
そのために効果的な考えが、「出会う相手を貴重な存在だと考える」ということなのです。
苦手な相手でも貴重な一瞬を共有している相手だと思うと、自然と相手に対してポジティブな感情が起こります。敬意を払う気持ちになるかもしれません。
例えば、自分にとって大事な宝物に対しては自然と良い感情が起こりますよね。
人間相手でも同じです。自分にとって貴重な人だと思えば、良い感情が生じるものです。
貴重な時間を貴重な相手と過ごすことに使おうとするので、自然と他人に対して好意的な振る舞いをするようになります。
まとめ
苦手な人が身近にいる場合、
- 貴重な時間を貴重な相手と過ごしていると考えよう。
忙しくなったり、心に余裕がなくなるとつい相手の嫌な面にばかり目が向いてしまいます。
そんな時は、嫌な面だけに気を取られないようにするためにも、自分に与えられた時間と、相手のことを貴重なものだと考えるように意識してみてください。