TSUTAのブログ

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自分ばかり苦労している!でも環境を変えられない人必見!心が穏やかになるただ1つの方法

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仕事をしていると、「自分ばかりが来客の対応をしている」「他の人より自分ばかり仕事を多く振られている気がする」…など、自分にばかり負担が集中しているように感じることはないでしょうか。

 

自分ばかり損している今の状況をなんとかしたい、でも周りを変えるのに苦労しそうだという人に向けて今回は心が穏やかになる考え方をご紹介します。

 

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周りの人に比べて自分ばかり負担が大きい、損をしている気がする…このように思ってしまうと仕事をしていても楽しくなくなったり、やりがいも感じられなくなってしまいます。


  • 例えば、自分ばかりが電話応対をしているという状況を考えてみてください。

    職場にかかってきた電話のほとんどは自分がとっていて、他の人はとらずに雑談してばかりいます。
    あきらかに電話をとるという点で作業量が増えているのに、雑談ばかりして電話をとらない人と給料は変わりません。

    なんだかむなしくなったり悔しいと思ってきませんか。しかも頑張ったところで手取りは増えません。やる気が落ちても仕方がないでしょう。

しかし、不満があるからといって、そう簡単にすぐ状況は変わりません。自分の負担を減らしてほしい、とはなかなか言いづらいことだってあります。

 

原因は境界線!「同じ人間なんだ」と考えよう!

 

自分ばかり苦労していると思った時にまず大切なのは「自分と他人の間に境界線を引かないこと」です。「自分は苦労している。でも他人は楽をしている。」という考えは自分と他人を区別しています。意識して、「自分も周りの人たちも同じ人間なんだ」と考えるようにして、自分と他人を分けている境界線を外しましょう。

 

あの人も苦労している、と考える

 

自分と他人との間にある境界線を外すためには、まず、「自分ばかりがいつも不幸なわけではない。あの人も苦労している時があるはずだ」と考えてみましょう。

人生、いつも調子がいいとは限りません。いいときもあれば悪いときだってあります。

いつも楽をしているように見える身近なあの人も、実は知らないところで苦労をしているはずです。

「自分だけが苦労しているとは限らない、他の人もどこかで苦労している時があるだろう」と考えることができれば、「苦労している自分」と「楽をしている他人」を分けていた境界線を外すことができます。

「苦労している自分」と「苦労している他人」というように、自分と他人は同じだと考えるようになります。

 

自分と他人との間にあった境界線を外すことができれば、共感意識や親近感が湧いてくるため、他人への思いやりの気持ちが芽生えてきます。

 

「自分ばかり損している」「他人は楽をしている」と区別してしまうと、自分と他人は違うと思うようになり、他人のことを自分とは相容れない、離れた存在だと感じるようになっていきます。すると、他人の些細な言動で腹が立ってしまい、相手の嫌な面ばかり気になってしまいます。

一方で、「他人にも自分と同じところがあるんだ」と思えば、相手が喜んでくれそうなことがなんとなくわかってきます。共通点があることで、何をしたら喜ぶのか、どういう時に苦労するのかということが予想できるのです。

 

こんな話があります。接客の仕事をした経験のある人は自分が客の立場になったとき、店員さんに対して優しい態度をとるそうです。

これは「接客の経験がある」という点で自分と店員さんは同じ存在なんだと感じていることが理由です。

接客の経験をしていく中で「こういうことをされたら嬉しい/嫌だ」がインプットされているので、その情報を店員さんという他人にも適用させることができるのです。

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接客していた時、客から優しくされたら
嬉しかった。
だからこの店員さんに私(客の立場)が
優しくしたら、きっと喜んでくれるだろう

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接客していた時、客から冷たくされたら
嫌な気持ちになった。
自分と同じ思いをさせるのは気の毒だから、
私(客の立場)はこの店員さんに
優しくしよう。

…と自分の経験をもとに他人を思いやることができます。

 

このように、「同じところがある」とみなした相手には思いやりの気持ちや優しくしよう、大目に見ようといった気持ちが生じてきます。

 

だから、自分と同じで他の人にも苦労している時があると考え、境界線を外すことができれば、自然と心が穏やかになっていきます。

 


とは言え、職場において、どうしても「損している、苦労している自分」と「楽な思いをしている他人」というように境界線を作ってしまいがちな人もいるかと思います。

そんな人は「苦労-楽」「損-得」とは別の観点から「自分と他人の同じところ」を強く意識するようにしましょう。ずばり、「同じ会社で働いている」という共通点を意識するのです。「働く場所」という点で自分と他人との間に区別はない、同じなんだと思うことができれば、次第に仲間意識が出てきます。同じところがあるんだと理解できれば、他人に対して穏やかで寛大な気持ちを持つことができます。

 

まとめ

 

  • 自分ばかり損していると思った時は他人との境界線を外す

…ということを意識しましょう。

境界線を外すためには、他の人にも自分と同じところがあると考えることが必要です。

 

(例)あの人も苦労している時はあるはずだ。自分だけが貧乏くじを引いているとは限らない。苦労しているのは自分だけというのは自分が勝手に作った思い込みかもしれない。

 

「自分ばかり…」と思っていると毎日が楽しくありません。

「自分も相手も同じ」というように考え方を少し変えて穏やかな気持ちで毎日を過ごすようにしましょう!