TSUTAのブログ

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自分のことじゃないのに…気にしすぎ?悪口を言う人を見た時のモヤモヤ対策法

他人を批判したり、悪口ばかり言っている人を見て嫌な気分になったことってありませんか?

特に、自分は大した行動もせずになんでもかんでも人のせいにするような人を見るとモヤモヤっとした気分になってしまったり。

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別に自分のことを悪く言われてるわけじゃないよ?
でも誰かの悪口を言ってる人を見ると、
何もそこまで悪く言わなくてもいいのに~!とか
誰かを批判するヒマがあるなら
自分で動けばいいのに!なんて思っちゃう

 

自分の悪口じゃないんだからほっとけばいい、と思うものの、一度悪口を言ってる人を見たらモヤモヤが残ってしまうことってありますよね。

 

今回は、
自分は特に悪く言われたわけじゃないけど、
他人を批判したり、悪口を言う人を見てモヤモヤしてしまう人

向けに記事を書いていこうと思います。

 

 

「目次」クリックで開閉します

 

悪口を言う人にモヤモヤする人は悪口を言う人と同類です

 

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悪口を言う人と同類!?
私、悪口言うようなことをする人軽蔑してるのに!
同じってどういうこと!?

 

こんなことを思ってしまうかもしれません。言葉を加えると、「悪口を言う人」と「悪口を言う人を嫌うあなた」はある意味で同類なのです。


 

悪口を言う人は他人に関心が向いている

他人を批判したりあら捜しをするような人は自分以外の他人のことが気になって仕方がない人だと言えます。

関心が他人に向いているため、自分に関心が無い人なのです。

なぜ「自分に関心が無い」と言えるのか。

理由は自分のことに夢中になっていれば他人のことなんか気にならないものだからです。

例えば、こんな経験はありませんか?

ジョギングで外を走る時、最初は人に見られているんじゃないかと気になっていたのに段々走ることに意識が集中していき、周りの視線が全然気にならなくなった経験はないでしょうか。
これは関心を向ける方向が「周囲の目」という他人から「自分が走ること」という自分へと変化していった結果と言えます。
自分のことに夢中になったので、他人のことが気にならなくなったのです。

自分のことに意識や関心を集中させていれば、他人が何をしようと気にならなくなる&自分のことで精一杯になるので、悪口を言ったり、欠点を探したり、批判することはなくなります。

他人の悪口を言う人は自分よりも他人に関心を向けている人なのです。

 

 

「悪口を言う人」と「悪口を言うのを嫌う人」の共通点

 

意外に思うかもしれませんが、誰かが悪口を言うのが嫌だと言う人も「他人に関心を向けている」という点で悪口を言っている人と同じだと言えます。

自分よりも「悪口を言っている嫌な他人」に関心が向いてしまっているのです。

関心が他人に向いているので、「人の悪口を言う」という相手の悪い部分が気になってモヤモヤする、といったネガティブな感情を抱えている状態になっています。

ネガティブな感情を持っていると、体や心に悪い影響を及ぼします。
だからネガティブな感情は何とかしなければなりません。

 

 

悪口や批判ばかりの人にモヤモヤした時のネガティブ感情をどうするか?

 

なぜ悪口を言う人に対してモヤモヤした気持ちになってしまうのか。
先ほど説明したとおり、原因は「自分よりも他人に関心が向いていること」です。
というわけで、対処法としては「他人よりも自分に関心を向けること」が最適法となりそうです。

 

 

自分に関心を向けるとは

 

自分に関心を向けるための秘訣としては

 

  • 「いま」「ここ」だけに集中すること
が大切です。

 

禅の言葉で、「一息に生きる」というものがあります。

これは、ひと呼吸するその瞬間、瞬間を一生懸命に生きるという意味の言葉であり、まさに「いま」「ここ」だけに集中することを的確に表した言葉だと言えます。

 

悪口を言っている他人を気にするよりも、自分がこれからやろうとしていることに興味を向けてください。

他人が何をしていようが、どんな意図で行動しているのか関係ないことだ、と考えるようにするのです。

そうすると関心が自分のほうに向くので誰かが悪口を言おうが気にならなくなります。

 

 

どうにもならないことをどうにかしようとしない


悪口を言っている人を見てモヤモヤした場合に心に留めておいてほしいのが、「どうにもならないことをどうにかしようとしないこと」です。

 

他人の心は「どうにもならないこと」の代表例です。

 

どういうことかと言うと、こちらが嫌な気持ちになったところで、人の悪口をいつも言っている人が悪口を言うのをやめる、ということはありえません。

 

モヤモヤしたところで相手の行動が変わるわけではない、そういう意味で他人の心はどうにもならない、というものなのです。


  • どうにもならないことではなく、どうにかできることに意識を向けよう
「どうにかできること」とは一体何を指しているのでしょうか。それは「自分の心/解釈」です。

 

 

自分の心を変えてみよう

 

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他人の批判をしたり、悪口を言う人を見てるとモヤモヤする!

 

…という人は「悪口を言う」「批判をする」というような相手の悪い面が気になっている状態にあります。

 

このように相手の悪い面が気になっているときは、

その悪い面は相手の一面にすぎない、相手にもいい面はあるはずだと考えるようにしましょう。

 

 

悪口を言う人を苦手に思うこと自体はOK。でも…

悪口を言う人を見てモヤモヤする感情を持つこと自体は構いません。
無理に抑えて我慢すると、いつか限界が来て爆発することもあるからです。

ただ、気をつけてほしいのはそのネガティブな感情を使って、攻撃的になったり、八つ当たりをしないようにすることです。

誰かを攻撃すると自分に跳ね返ってきたり、周りの人を不快にさせてしまうからです。

 

 

正論の押しつけにならないように注意

また、悪口を言う人のことで正論を押しつけないように注意してください。

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別に押しつけてるつもりはない。
そもそも、相手は他人の悪口を言っている、
という点で人間的に問題のある奴じゃないか。
間違っているんだから
「人の悪口を言うような人間は最低だ」くらい言ってもいいだろう。
こっちが正しいんだから。

 

なんて思ってしまうかもしれません。
しかし、自分が正しいのだから何を言ってもいいという考えは正論の押しつけであり、危険です。
「自分が正しくて相手が間違っている」という人は無意識に「自分が上、相手が下」だと思っています。
心のどこかで相手を見下しているので、意見が一方的になります。
相手の意見や価値観を受け入れず、排除するような思考になっているのです。

意見が一方的になると自分のためになりません。

 

自分とは違った意見や価値観を認めることで、自らの考えの幅が広がり、思考も柔軟になります。
しかし、相手の考え方を真っ向から否定してしまえば、狭い考えで凝り固まった思考になって成長できず、停滞してしまいます。

だから、「悪口を言う人は悪」と考え、否定するのではなく、「まあ、そういう考えの人もいるんだな」くらいに緩く思っているほうが自分にとっても良いのです。

たとえ、こちらが正論を言って悪口を言う人が改心したように見えても、相手のほうにはわだかまりが残ってしまっています。
表向きは良好な関係でも一方的に正論を押しつけられたら人間関係がギクシャクしてしまいます。

 

 

まとめ

 

悪口を言う人を見てモヤモヤしてしまった場合の対策は…

  • 関心を自分のほうへ向けるようにすること

です。

ポイントは
・「いま」「ここ」に集中すること。
自分でどうにかできることに力を注ぐこと。(相手のいい面を探すようにする)
です。

その他、注意点は「正論を押しつけないようにすること」です。

 

以上、悪口を言う人が気になってモヤモヤしてしまう人向けに対策など紹介させていただきました。
自分のことではなくても、悪口を言う人が苦手…という人は正義感が強い、もしくは優しい心の持ち主なのだと思っています。
そんないい人がネガティブな感情に支配されてしまうのは悲しいことです。
だから、今回紹介した内容で何か良い影響を与えることができたなら、とても幸いです。