TSUTAのブログ

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過去に失敗して挑戦できなくなった人は「今」に目を向けよう【やることは2つ】

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昨日、上司にきつく叱られてしまった。
また今日も何かヘマをやらかして注意されてしまうかもしれない

 

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三ヶ月前に美容室でカットしてもらったけど
気に入らなかった。
美容室行くと毎回、失敗したなと思う。
今回は今までと違う店だけど、たぶんまたイマイチな髪型にされるんだろうな

 

人間誰しも、今まで生きていく中で『失敗したなあ』と思う経験をしてきたと思います。
そして、その失敗を引きずって、「また次も失敗するのではないか?」と考えてしまうことってありませんか?

 

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昔の失敗が気になって挑戦できない!

 

結論から言うと、過去の経験をもとに未来を想像するのは良くないことです。
過去の失敗にとらわれて未来を思い悩まないようにしましょう。そのためには、
「今」に目を向けることが大切です。

 


過去の経験から未来を判断しがちになると、「どうせ自分がやっても失敗する」という思考になるので、諦めグセがついてしまったり、新しいことに挑戦しようとしなくなってしまいます。

 

挑戦しなくなると、「何かをやって成功した」という成功体験が少なくなるため、自信がつかなくなってしまいます。

 

  • 自信が無くなるのでさらに行動しなくなる→成功体験しなくなる→自信なくなる
といった負のスパイラルにはまってしまいます。

 

このような負のスパイラルに陥らないようにするためにも、「今」に目をむけるようにしましょう。

 

 

今回の記事では、今だけに目を向けるとはどういうことなのか、何をすればいいのか、を紹介していきたいと思います。

 

「今」に目を向ける、とは?

 

「今」に目を向けるということはすなわち、次の2つを実践するように意識するという意味です。

 

  • ①過去をもとに未来を悪く想像しない
    ②現在の状況をよく観察し、ありのままに受け止める

 

 

①過去をもとに未来を悪く想像しない

 

過去に執着しない、つまり、昔失敗した経験を理由に挑戦する気持ちをなくさないようにすることを心がけてください。

 

「前に失敗したんだからどうせ今回も失敗する。やるだけ無駄」と何もしないうちに諦めてしまうのではなく、
「前は失敗したけれど、今回は上手くいくはずだ」と自分を信じてみてください。

 

 

失敗しても何も考えなくていい、という意味ではありません。
失敗は失敗としてきちんと受け止め、「何が悪かったのか」「何が足りなかったのか」など失敗の原因を分析し、成功するための対策まで考え、再度挑戦する気持ちを持ち続けてください。

 

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失敗した

再挑戦なんて無理。もうやらない

ではなく、

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失敗した

原因と対策を考えよう

もう一度挑戦してみよう!

が理想的です。

 

②現在の状況をよく観察し、ありのままに受け止める

 

まず、現在の状況をよく観察するということから説明します。

 

これは例えば、
"過去や未来のことで思い悩むのではなく、
今自分が置かれている状況で何が起こっているのか、
何を解決すべきなのか、
どんな対策をとればいいのか、
自分に力を課してくれそうな人はいないか
というように「今の自分にできることはないか」を考えて行動するようなものです。"

 

過去や未来についてネガティブに考えていると、意識が自分の心の中へ向いてしまいます。
意識して周りのことを把握するようにしましょう。

自分の頭の中で考えるだけでは解決しなかった問題も、周りの人に協力してもらうと上手くいことはよくあります。
過去の経験をもとに、この先起こることを自分の脳内でシミュレーションするのではなく、現在の状況を観察して「今、少しでもできること」を実行していきましょう。

 

 

次に、ありのままに受け止めるについて説明します。

 

「ありのまま」といえば、今日から「アナと雪の女王2」が上映されますね。
この記事を書き終わったら観に行きたいです。

 

ありのまま、というのは簡単に言うと、「余計なフィルターで物事を見ない」という意味になります。
現実に起こったことを、勝手に解釈するのではなく、事実としてそのまま受け止めるのです。

 

例えば急な雨が降った時に「今日はツイてない日だ」と勝手に解釈するのではなく、単に「雨が振ったな」と事実をそのまま受け止めてください。
「雨は外出するのが大変だから嫌だ」「濡れるから雨は好きじゃない」という人もいれば、
「農作物が育つのに役立つから雨が降って嬉しい」と考える人もいます。
雨が振った、という事実一つとっても、人によって解釈が大きく分かれるのです。

 

現実で何かが起こったときは、悪く解釈したり、自分に都合よく解釈するのではなく事実として、そのまま受け止めてください。
その上で、何か行動する必要があれば行動してください。

 

 

「今」に目を向けるとどうなるのか

 

過去や未来ではなく、現在に意識を向けるようにすれば、
  • ・未来を恐れなくなるので、挑戦する回数が増えて成長できる
    ・周囲の状況に改めて気がつくことができる
といった良い結果がもたらされます。

 

以下、詳細説明していきます。

 

 

未来を恐れなくなるので、挑戦する回数が増えて成長できる

 

もし過去にとらわれずに現在だけに集中することができれば、
「昔の失敗」と「現在」と「未来に起こる結果」を切り離して考えることができるので、未来に対して可能性を信じるようになります。

 

「失敗するかも」といった後ろ向きな考えをしなくなるので、挑戦する気が湧いて、行動に移すクセがついてきます。

 

挑戦した結果、失敗してしまうことも多少あるかもしれません。
ですが、行動して成功したか失敗したかに関わらず、何かに挑戦した、というだけで経験として自分の血肉となっているので今後の対策になり、さらに自信もついてきます。

 

新しいことに挑戦して経験を積むことで成長できる。
これが「今」に目をむける効果の一つです。

 

 

周囲の状況に改めて気がつくことができる

 

今に目を向けることを意識していると、自分を取り巻く環境や周囲の状況に意識が向くようになってきます。

 

普段は特に何も感じていなかった周囲のちょっとした状況に心を動かされるようになるのです。
過去や未来のことばかり考えてしまいがちだと、自分の心の中に意識が向いてしまいます。
自分の心、つまり自分の内部のほうばかり気にしてしまうので周りの環境などの外部に意識を向けなくなってしまいます。
外部のことを気にしなくなると、周囲で何かいいことがあっても気がつかなかったり、視界に入っていても特に何も感じないようになります。

 

一方で、もし「今」に目を向けて外部のことを意識するようになったら、自然の美しさや周りの人のいいところに気がつくようになり、さらに感動したり感謝の気持ちも湧いてきます。
もしかすると人によっては周囲の良いところに目を向けることで幸福感が高まって「生きててよかった!」と思うようになるかもしれません。

 

これまで見過ごしていた周囲の良いところに気がついて良い感情がもたらされる
これが「今」に目を向けることの2つ目の効果です。

 

 

まとめ

 

昔の失敗を引きずって挑戦できない人は
「今」に目を向けるようにしよう

 

「今」に目を向けるとは
  • ①過去をもとに未来を悪く想像しない
    ②現在の状況をよく観察し、ありのままに受け止める

 

「今」に目を向けた場合のメリット
  • ・新しいことに挑戦して経験を積むことで成長できる。
    ・これまで見過ごしていた周囲の良いところに気がついて良い感情がもたらされる