成果を気にするほど失敗する!自分に対して思いやりの心を持とう【完璧主義はNG】
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自分自身や自分の仕事の出来について厳しい基準で自己評価するので必要以上にプレッシャーがかかり、本来の力を発揮できなくなるのです。
その一方で親しい他人の失敗に関しては寛容だったりします。
自分に厳しくしすぎると失敗を過剰に気にしてしまい自信をなくしてしまうのでデメリットです。
おすすめの対策は自分に対する評価基準を変えることです。
以下、深堀りしていきます。
親しい人が失敗した時に向ける言葉を自分にも向けよう
皆さんは親しい人が失敗して落ち込んでいる場合、何と言って声をかけますか?
おそらく「気にしなくても大丈夫だよ」「次がんばればいいよ」というような親切な言葉をかけるのではないでしょうか?
自分が失敗したときも、同じように自分の心に声をかければいいのです。
成果を求めすぎる人は自分に厳しい
営業成績、目標達成率、自分の生産性、どれだけ成果をあげたか
こういったことを気にしすぎてしまう人は自分に対して厳しい基準で評価をしている傾向があります。
成果を求めることにとらわれてしまうと
・よい結果を出すこと
・完璧さ
を求めてしまうので自分にプレッシャーを与えることになり、緊張や不安で本来の力を発揮できなくなります。
成果を重視するフィルター
人はそれぞれ、成長していく過程でさまざまな価値観・人生観を身に着けていきます。
身につけた価値観や人生観を使いながら人は他人を理解したり周りの状況を判断します。
言い換えると、価値観や人生観は世界を見るための「フィルター」のようなものかもしれません。
仕事の成績や業績がいまいちだと自分が駄目な人間のように思うことってありませんか?
このような人は「成果重視のフィルター」を持っているせいで必要以上に自分を責めてしまうのです。
成果重視のフィルターを持つ人の思考
成果重視のフィルターを持つ人は次のような思考に陥ってしまいがちです。
- 常に完璧を求めようとする
→仕事でミスをしてはならない、目標を必ず達成しなければならない - 自分の欠点が周りにバレてしまったら軽蔑される、受け入れてもらえない、と考える
→完璧な人間であろうとする - 自分に優れた何かが無いと無価値だと思う
→頭がよくない自分/何の取り柄もない自分/大した成果を出さない自分 に対して「駄目な人間」だと考える
実は私もこのような考えに陥ったことがありました。
仕事でミスをしないようにしなければ!
と考えて細かいところまで何度も見直した結果、全体像を把握できていなかったり、
ボロが出るといけない、変な奴だと思われる!
と気にしすぎて口数を減らしていたら「何を考えているかわからない」
と言われてしまったりしました。
うまくやろうとして逆にうまくできてなかったという。
しかも、成果や完璧さを求めてもたまたま運が悪くて失敗することもあります。
それにも関わらず、「成果重視のフィルター」を持つ人は完璧さを求めてしまいがちです。
そしてうまくいかなければ自分を駄目な人間だと責めてしまうのです。
成果を求めすぎると失敗してしまう理由
成果重視のフィルターを持つ人は
- 欠点や落ち度があると自分には価値がない
と考えて失敗に対して臆病になってしまいます。
この考えを持つと「うまくやろう」「失敗するわけにはいかない」という考えが強くなってしまい、失敗への不安や緊張が高まってしまいます。
このような不安や緊張によって自分にプレッシャーを与えることになり、本来の力をうまく発揮できなくなります。
自分の力を100%出し切ることができないので成果が不完全だったり、ときにはプレッシャーによって普段はしないようなミスを起こしてしまうことだってあるのです。
他人には優しい
成果重視のフィルターを持つ人は失敗が自分の価値の低下につながるかのように考えてしまいます。
しかし、他人の失敗に関しては寛容だったりします。
例えば、会議で発言してる最中にどもってしまった場合。
自分がどもったときは「あー…しまった、やらかした!恥ずかしい…」と思う人でも他人が上手く話せなかった場合、そこまで気にすることって無いのでは?
他人がどもっているのを見てもあまり気にしませんよね。
上手く話せなかったからあの人は駄目な人間だ、なんて思いませんよね。
他人がどもったことなんていつまでも覚えている人はいませんよね。
このように人は自分の失敗には厳しく、
他人(特に親しい人の場合)は失敗しても優しめに判断する傾向があります。
成果重視フィルターで自分の失敗には厳しい人でも仲のいい人の失敗に対しては
「気にしなくていいよ」「いつも頑張ってるから次はきっとうまくいくよ」というように優しい言葉をかけたりします。
自分にも他人と同じような基準を使おう
成果重視フィルターを持つ人は
自分の失敗には厳しく、他人の失敗には優しい
という傾向があります。
さらに失敗すると「自分は駄目な人間だ」「価値がない」というように思ってしまいます。
このような考えを持っていると自信がなくなってしまい、生きるのがつらくなってしまいます。
自分の失敗や不完全さ、短所が気になってしまうときは他人に対する反応と同じ気持ち、言い換えると寛容さを自分にも向けてみてください。
「失敗したっていいよ」
「欠点があったって構わない」
というように。
まとめ
成果を求めすぎると失敗。自信をなくす可能性あり。
【対応策】
親しい他人に向けるような基準で自分のことも評価しよう