【100円でできる!】他人のルール違反にイライラしてしまう!対処法2つ紹介します
電車で列に割り込んだり、職場で勤務時間中に
ずっとゲームをしてサボる人ってやだな…
何考えてるんだろう?
今回は、このように他人のルール違反やマナー違反が気になってイライラしてしまう人に向けて対処法をご紹介したいと思います。
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本記事の内容
・他人のルール違反が気になるのはどうして?
・他人のルール違反でイライラした時の対処法2つ【100円でできます】
・まとめ
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他人のルール違反は気になるのはどうして?
発達障害の中でもアスペルガーの人は強いこだわりを持つという特性があります。
そのこだわりの影響で「ルールにこだわる」という傾向が出やすいそうです。
自分で決めたマイルールにこだわる人もいれば、
法律や社会のルールは絶対に守るべきという考えにこだわる人もいます。
後者は、自分だけでなく他人も守って当然と考え、守らない人に対してイライラしてしまい、時には攻撃的な行動をとる場合もあります。
実際、アスペルガーである私も、特別な事情がある時以外はルールは守るべきだと考えているので仕事中平然とゲームをしている人を見ると「えー…信じられない」なんて思ったりします(笑)。
さて、「ルールを守ること」についこだわってしまうアスペルガーさんが他人のマナー違反を見てイライラしてしまったとき、どんな行動をとるのが適切なのでしょうか?
直接注意しますか?
相手が赤の他人だったり上司だったりするとなかなか面と向かって注意なんてしづらいですよね。
また、イライラしているときは言動が攻撃的になりがちなので言い方に注意しなければルール違反をしている相手だけでなく周囲から「怖い人だ」「感じ悪い」というようなマイナスイメージを持たれて孤立化してしまう可能性だってあります。
直接注意するという方法は、
実現の難易度が高い/周囲からの印象が悪くなる可能性がある
といった点からルール違反のイライラ対策法としては避けたほうがよさそうです。
今回紹介する対策法は簡単に実現できて、周囲からの印象が悪化することはありません。
実際にこの方法で、怒りを感じた時に壁や携帯電話を破壊する行動をとっていた人が他人の話にじっくり耳を傾けて聞くことができるようになった、という事例もあります。
効果のある方法なので、他人のルール違反が気になってしまう!という人はぜひ読んでください。
・他人のルール違反でイライラした時の対処法2つ【100円でできます】
他人のルール違反にイライラしてしまうような人がとるべき行動は一言でいうと、
攻撃的ではない行動をとることを目標にし、実行する
です。
(理由)
・攻撃的な行動は周囲との人間関係が悪化する恐れがあるから。
・攻撃的な行動をとることは健康面でも悪影響がある。
欧米の研究では怒りや敵意などの攻撃的な感情で血圧が上がるといった論文もあります。
このように攻撃的な行動をとってしまうと人間関係/自身の健康面といった点で悪い結果をもたらしてしまうのです。
具体的にどんな方法をとればいいのか。今回紹介する方法は以下の2つです。
①今まで経験した中で楽しかった時、落ち着いた状況をカードに書いて持ち歩き、怒りを感じたらそのカードを見るようにする
②怒りの反応として自らが起こした行動を列挙しする。行動を「良い・悪い」に分け、他の人が見たらどんな感情を抱くか、自分の行動によってどんな影響が生じるのかを紙面に列挙する
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方法①今まで経験した中で楽しかった時、落ち着いた状況をカードに書いて持ち歩き、怒りを感じたらそのカードを見るようにする
詳細:
・カードは名刺サイズくらい(理由:持ち運びしやすいから)
・今までの経験した中でどんなときに楽しかったのか、どういうときに心が落ち着いたのか思い出してカードに書く
(例)仲良しグループでおいしいパンケーキを食べたとき 動物をなでている時といったことをカードに書く
・いつも持ち歩く
得られる効果:
カードを見ることで楽しいことに意識が向き、怒りの原因や怒りの感情そのものから自分の意識をそらすことができます。
また、カードという目に見える形にすることで、「見るだけで楽しいことを考えられる」という役割を果たします。
感情が落ち着いている時は「攻撃的な行動を控える目標」を意識できる人であっても、イライラするとその目標が頭からスッポリ抜けてしまうものです。
だからカードという目に見える形でいつも持ち歩いていれば、ルール違反を見てイライラしてしまっても すぐに怒りから注意をそらし、「攻撃的な行動をしない」という目標を実行することができるのです。
100均で手頃なサイズのカードが複数種類売っているので出費も少なく気軽に試すことができます。
すぐに楽しい時/落ち着く時を思い出せるようなアイテムを持ち歩く
これがポイントです
方法②怒りの反応として自らが起こした行動を列挙する。
行動を「良い・悪い」に分け、他の人が見たら
どんな感情を抱くか、自分の行動によってどんな影響が
生じるのかを紙面に列挙する
詳細:
怒りを感じたときの行動をざっと紙に書き出してみる。
(例)
・お菓子を食べる
・物に八つ当たり
・近くを走る
・愚痴を言う
書き出した行動について、良いか悪いかに分け、行動によって起きる影響と予想される周囲の反応を書く
(例)
・お菓子を食べる→良い(影響:簡単にリラックスできる)
・物に八つ当たり→悪い(周囲の反応「やだこの人こわい」)
・近くを走る→良い(影響:健康になる、体が鍛えられる)
・愚痴を言う→悪い(影響:愚痴を聞かされた人がストレスを感じる)
悪い と評価した行動についてどんな時にその行動をとってしまうのか考え、対処法を探る
(例)八つ当たりする時ってそういえば睡眠時間足りてないことが多いなー。よし、夜ふかしをしないようにしてみよう
得られる効果:
紙に書くことで自分の行動の傾向や思考のクセがを客観的に見直し、分析できる
影響や周囲からの反応を書くことで、良いか悪いかだけでなく損か得かを考えやすくなる
筑波大学の研究では「将来的に損か得か」を考えることが怒りを抑制する要因になるというデータもあります。
例えば、物に八つ当たりする→周囲から怖い人だと思われ、距離を置かれる→孤立化→自分にとって損な状況になる
といったように自分の行動が得な状況をもたらすか、損な状況をもたらすのか、書き出すことによってわかりやすくなるのです。
八つ当たりなどの攻撃的な行動が「損」に繋がることだと認識できれば、なるべくその行動をとらないようにしよう、と意識することができます。
まとめ
他人のルール違反が気になってしまうことについて
理由:アスペルガーの「こだわりが強い」という特性の影響
対策:攻撃的ではない行動をとることを目標にし、実行する
具体的方法
①楽しい時・落ち着く時をカードに書いて持ち歩く
②怒ったときの行動について良いか悪いか、損か得かを区別し、原因や行動傾向を分析。
以上です。
この方法は用意するものはカードや紙、筆記用具くらいなので簡単に実行できます。
また、怒りやイライラすから意識をそらして周囲との人間関係の悪化も防げるのでおすすめです。よかったら試してみてください!