周りと親しくなるのが苦手!対策は?【心の距離を縮める方法3つ紹介します】
なかなか他人と仲良くなれない…
親しい間柄になれる人がいない…
こんな悩みを抱えている人はいませんか?
- 知り合ったばかりの人となかなか親しくなれない
- 「心理的な距離感を縮める」をしない場合、どうなるのか
- 心理的な距離感を縮めるためには?
- コミュニケーションの手順を意識するためには?
- 3つの質問とは何か?
- 「空気読めないヤツ」なんて言われないために!
- ①許可を得る質問とは?
- ②事実を確認する質問とは?
- ③感情を確認する質問、とは
- まとめ
「目次」クリックで開閉します
知り合ったばかりの人となかなか親しくなれない
他人と仲良くなるのに時間がかかってしまう、そんな悩みを持つ人は誰かと出会った場合、早いうちに信頼関係を築くことが大切です。
では、会ってまもない人と信頼関係を築くためには何をすればいいのかというと、できるだけ早いうちに心理的な距離感を縮めることが必要です。
「心理的な距離感を縮める」をしない場合、どうなるのか
- 初対面の相手と上手くコミュニケーションがとれなくなる
↓
親しくなるチャンスを逃してしまう
↓
対人関係がうまく行かずストレスになる
なぜ上手くコミュニケーションがとれなくなるのかは、この先読み進めていただければわかってもらえるかと思います。
心理的な距離感を縮めるためには?
先ほど、会ったばかりの人と信頼関係を築くためには心理的な距離感を縮めることが必要であることを述べました。
では、一体どうすれば距離を縮めることができるのかというと、
コミュニケーションの手順を意識する
これが重要です。
コミュニケーションの手順を意識するためには?
コミュニケーションの手順を意識するために必要なこと、それは
3つの質問を使い分けること
です。
3つの質問とは何か?
コミュニケーションの手順における「3つの質問」とは次の3つを指します。
- ①許可を得る質問
②事実を確認する質問
③感情を確認する質問
「空気読めないヤツ」なんて言われないために!
これから紹介していく3つの質問を使い分けることができれば、周りから「空気が読めない」、「KY」と思われることが少なくなります。
アスペルガーの人の場合、
自分の好きな話題についてはとことん語りたがる
といった特性があります。
そのため、周囲の反応に気がつかず、自分だけが話し続けてしまい、周りから「KYな人だなあ」という印象を与える場合があります。
今回紹介していく3つの質問を使うと、相手が関心のある話題で話を広げていくことができるのでKYと言われることが少なくなる上に相手との心の距離を縮め、信頼関係を築くことも可能になります。
- ①許可を得る質問
②事実を確認する質問
③感情を確認する質問
それではこの3つの質問について以下、説明していこうと思います。
①許可を得る質問とは?
先に結論からいうと、「許可を得る質問」とは
相手に話題を投げかけて、興味関心を持ってくれるか反応を伺うこと
です。
「許可を得る質問」といってもストレートに「~について話してもよろしいでしょうか?」と相手に許可を求める必要はありません。
例えば
「駅前にチーズケーキの専門店が昨日OPENしたそうですよ」
というような気軽なものでもOKです。
ここで相手がチーズケーキ専門店の話題に食いついてきたら興味をもったと考えてよいでしょう。
反対に「へえー」というような生返事だったり表情が真顔、つまらなそうだったりする場合は興味がないということになります。
この場合は話題を切り替えたほうが無難です。
言うなれば、「許可を得る質問」とは「このまま話題を広げていってもいいでしょうか?」という許可を相手から得るものという意味の質問だと考えてください。
- 相手がよい反応を示した
=話題に興味をもってくれた
=話題を広げる許可をくれた、
と解釈していいでしょう。
②事実を確認する質問とは?
先に簡単に言うと、事実を確認する質問とは
話題に関して相手がどんな立場(スタンス)かという事実を確認するという意味の質問をいいます。
- (例)新しくOPENしたチーズケーキ専門店の話題でいうと、
・チーズケーキ好き
・チーズケーキ嫌い
・そのお店について好意的
・そのお店について否定的
というように相手の立場(スタンス)は複数のパターンが考えられます。
相手の立場(スタンス)を確認せずに話を進めるとどうなるのか
- (例)
相手はチーズケーキが苦手。
でも、そのことを知らずに「あのお店のチーズケーキ、舌ざわりがなめらかで味が濃厚らしくて…」
というように会話を続けてしまうと、どうなるでしょうか?
相手にとっては「好きじゃないチーズケーキの話を熱心にされてもあまり面白くない」という事態になってしまいます。
そうすると苦手な話題を続けるこちらに対してネガティブな印象を相手は抱いてしまうので、心の距離が大きくなります。
事実を確認する質問のやり方
事実を確認する質問のやり方としては、こちらがすでに知っていることでも敢えて質問してみるという方法を紹介したいと思います。
(例)
「新しくできたチーズケーキ専門店、確か海外発祥でしたよね?」
相手が「そうそう!海外で人気のお店がやっと日本に来てくれたの!ずっと待ってた!」ということを笑顔で話したら
チーズケーキ専門店のOPENに関して好意的な感情を持っていると判断していいでしょう。
つまり、「事実を確認する質問」とは
>話題に関して相手がどんなスタンスなのか、どれほど知識(情報)を持っているかという事実を把握するための質問
だと言えます。
③感情を確認する質問、とは
感情を確認する質問とは、ずばり
こちらの話題に関して相手がどんな感情を持っているのか言語化してあげるための質問のことです。
出会ってまもない人、初対面の人と話をする場合、こちらの話題に対して相手がどんな感情を抱いているのかわからない状態ですよね。
事実を確認する質問まで進んだ時点で相手のスタンスがわかっているので、ある程度は話題に関する相手の感情もなんとなく想像できますが、さらにもう一歩進めるために「感情を確認する質問」が必要なのです。
これまでの流れで相手が
- ・チーズケーキ好きなこと,
・新しく店がOPENしたことについて興味を持っていること
がわかったとしましょう。
ここから更に相手との心の距離を縮めるためには相手の感情を言語化していく必要があります。
例えば、
「話題のお店が駅から近いところにOPENするなんて、嬉しいですよね!」
というように相手がチーズケーキ専門店のOPENという話題に関して「嬉しい」と思っているのか、つまり好意的な感情を持っているかどうかを質問するのです。
これまでの流れで相手が
・チーズケーキ好きなこと
・新しく店がOPENしたことについて興味を持っていること
がわかっているので、わざわざ「嬉しいですよね」と言わなくても相手が好意的なのはわかるだろう、聞くだけ無駄無駄…と思うかもしれません。
しかし、出会ってまもない人相手に信頼関係を築くためには相手の感情を言葉にしてあげることが必要なのです。
相手の感情を言葉にしてあげるとどうなるのか
例えば、
「チーズケーキの専門店、(略)嬉しいですよね」
と話しかけることで、
相手は普段は意識していなかった、
過去に食べたチーズケーキがおいしくて幸せだった思い出
を呼び起こすことになります。
快適な記憶を思い出すことで相手の気分がよくなります。
さらに、相手にとって話題を投げかけたこちらは
「快適な記憶を呼び起こしてくれた人」
ということになり、良い印象を持ってもらえるのです。
また、「嬉しいですよね」とこちらから相手の感情を予想して先に話してあげることで
「この人は私と同じく、チーズケーキ専門店のOPENのことを『嬉しい』と思ってるんだ…!」
と、感情や気持ちが一致していると相手は認識します。
人間は自分と似た人に好意を持つと言われています。
今回の例の場合、「嬉しい」という感情が一致しているという点で二人は似ている者同士といっていいでしょう。
つまり、同じ気持ちを持っているので相手はこちらに好意をもち、その好意が信頼関係へとつながっていくわけです。
感情を確認する質問、それは
相手の気持ちを言葉にするための質問
であり、この質問をすることで相手は会話の過程で心の満足感を得ることができます。
さて、ここまで3つの質問の特徴について説明しました。
ここで、注意するのが3つの質問の手順です。
- ①許可を得る質問
↓
②事実を確認する質問
↓
③感情を確認する質問
の順番で行うようにしてください
まず最初に「許可を得る質問」から行うようにしてください。
理由:最初に「許可を得る質問」から行わないと、相手が興味のない話を続けてしまうのでKYの印象を与えてしまうから
また、「許可を得る質問」からいきなり「感情を確認する質問」に飛んでしまうのも失敗するリスクがあるので気をつけましょう。
以下、私の経験を例にお話していきます。
「漫画の最新話見ました?◯◯君、出番多かったですよね」と話題を出し、その直後に
「かっこよかったですよね!」と話したところ、
「いや、私は◯◯君はかっこいいというよりもかわいい、と思っているんで…」と返され気まずくなってしまったことがあります。
この例での流れを解説すると、
- 「漫画の最新話見ました?◯◯君、出番多かったですよね」
は「許可を得る質問」
- 「かっこよかったですよね!」
は「感情を確認する質問」
ということになります。
このとき、私と相手、それぞれの感情は
私→◯◯君はかっこいい
相手→◯◯君はかわいい
というように一致していないことがわかります。
相手にとっては、「自分と気持ちが通じない相手の話を聞いてしまった」ということになるのであまりいい印象にならず、お互いに気まずくなってしまった、というわけです。
だから、出会ったばかりで好き嫌いがよくわからない相手に対しては「感情を確認する質問」の前に「事実を確認する質問」が必要なのです。
まとめ
出会ったばかりでよく知らない人、あまり親しくない人
と仲良くなる(信頼関係を築く)ためには
できるだけ早いうちに心の距離を縮めることが必要。
心の距離を縮めるための方法は
- ①許可を得る質問
↓
②事実を確認する質問
↓
③感情を確認する質問
この方法で話題を広げるようにすれば、一方的にこちらが話してしまって周りをウンザリさせてしまうこともきっと減り、親しみのある交流ができるかと思います。ぜひともお試しください