TSUTAのブログ

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職場で発達障害の人が電話で受け答えする時何に気をつけたらいい?好感度・誠実さをアピールできるようなテクニックをお伝えします!

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「目次」クリックで開閉します

 

 

「ねえ、ちゃんと話聞いてる?」
電話ごしにこのように聞かれたことはありませんか?

実際にこのように質問されたことが今までに無かったとしても、
自分は相手の話にしっかり受け答えできてるよ!と自信を持って言えますか?

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相手の話を聞いたときに、どう反応していいかよくわからない…

このように思っている発達障害さんは多いと思います。

というのも、発達障害の場合、相手の行動に対してどう反応すればいいのか、が苦手な人が多いからです。

反応の方法が下手なだけで人格判断されてしまうことも!

発達障害でない人の場合、話をした時には即座に相手から反応が返ってくることを期待するものです。

そのため、発達障害者がどう反応していいかわからず、黙りこくってしまったり、言いよどんだりしてしまうと共感力や思考能力に欠けている、人格や知性に問題があるんじゃないか?と判断することもあるそうです。

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反応だけで自分が劣っている人間のように判断されると、悲しいですよね。

今回の記事では職場での電話の受け答えにおいて、好感度や誠実さをアピールできるような方法をお伝えします。

この方法を使うことで「どう答えればいいのかわからない…」が解決でき、共感力や思考能力がきちんと備わっていることを相手に伝えることができます。

難しい方法ではありません。明日からできるような簡単な方法なので肩の力を抜いてお試しください。

 

~声・話し方・相づち~電話の受け答えで気をつけるのはこの3つ!

電話で受け答えするときには声・話し方・相づちが重要な役割を果たします。

理由は

電話は対面のコミュニケーションと違って、お互いの表情や仕草が見えず、音だけのやり取りになる

音だけで相手に「話をちゃんと聞いてますよ」とアピールしなければならない

そのため声や話し方、相づちが重要になる

というわけです。

では、具体的にどのような方法で受け答えをすればいいのか、

①声 におけるポイント
②話し方 におけるポイント
③相づち におけるポイント

※赤枠の中の文字をクリックすると該当箇所にジャンプします

の順に解説していこうと思います。

【電話の受け答え】①声におけるポイント

電話の受け答えにおいては先ほど申し上げたように声だけでコミュニケーションをとらなければなりません。


そのため、声のトーンで相手にこちらの感情や共感していることを伝えなければいけません。

 

個人個人それぞれで声のトーン、つまり声の高さは異なっています。
低い声の場合と高い声の場合で注意点が違ってくるのでそれぞれ順番にご紹介したいと思います。

あなたが低い声の場合

低い声の場合、注意することは
「声を荒らげないようにすること」です。

なぜなら、低い声のトーンで声を荒げて話すと、相手を威嚇し、プレッシャーを与えることになるからです。
したがって、低い声の場合は意識して声を荒らげないように注意するといいでしょう。

低い声は相手に「落ち着きがある」という長所があります。
しかし、落ち着きをアピールしたいからといって無理に低い声を出そうとするのはNGです。相手に不自然な印象を与えてしまうからです。

あなたが高い声の場合

高い声の場合、注意することは
「人より余計に落ち着いて話すようにすること」です。

高い声はキンキンと響くのでヒステリック、落ち着かない印象を与えてしまいます。
落ち着いて話すようにすることで

・語尾があがらず、きつい印象をあたえなくてすむ
・若々しく意欲的な声に聞こえるので相手に楽しく話をさせることができる

といった効果をもたらします。

【ポイント】声のトーン別・気をつけること

以上のこと、まとめると次のようになります。

  声が低い人 声が高い人
注意点

声を荒らげないようにする

人より落ち着いて話すようにする

 

【電話の受け答え】②話し方におけるポイント

電話の受け答えにおいて注意することは
早口で話さないようにすることです。

なぜなら、早口で話す場合、反論の余地を与えないという印象を与えてしまうからです。これでは相手に共感する、言い換えると相手の気持ちに寄り添っているとは言えません。

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普段から早口になってしまいがちなんです。どうしましょう?


普段から早口の人の場合は意識してゆっくり話すことを心がけてください。
こちらがゆっくり話すことで相手はゆったりした気持ちになることができます。

電話ではゆっくり話すようにしよう!

 

【電話の受け答え】③相づちにおけるポイント

電話の受け答えで相づちをうつ場合には、相手の話す内容にあわせて

・声の強弱
・イントネーション
・返事の仕方

を変えるようにしましょう

 

もし、相手の話にかかわらずいつも同じような、「ええ」「はい」というような単調な相づちで反応してしまうと、相手のほうは「自分の話をあまりちゃんと聞いていないのではないか?」と不信感を抱いてしまいます。


先述したように電話では対面でのコミュニケーションと違って、表情や仕草を相手に伝えることができません。


だからこそ、相づちで相手にどのように反応するのかが大切になってきます。

声の強弱/イントネーション/返事の仕方に気をつけて相づちをしよう!

 

まとめ

電話=声だけでコミュニケーションを取らなければならない
(しかも上手く答えられないと共感力、思考能力に問題ありとみなされる)

対策は次の通り!

職場の電話では次の3つに気を配ろう!
・声
   (低い人は声を荒らげないように/高い人は落ち着いて話すようにしよう)

・話し方
 (ゆっくり話すようにしよう)

・相づち
 (相手に合わせて声の強弱/イントネーション/返事の仕方を工夫しよう)

 

今回紹介した内容は特別なトレーニングも必要なく、ちょっと意識するだけで実行できる簡単なものです。

いきなり全て実行するのは難しいかも…という人はどれか一つでもいいのでやってみてください。

きっと相手に「ちゃんと話を聞いてますよ」という気持ちが伝わるはずです。

ぜひやってみてくださいね。